先週はランちゃんとマキちゃんの入学式でした。
印象深かったのは、やはりランちゃんの高校の方ですね。

まず、子どもたちに向けて、
「世界のリーダーになるのだ」
「知力、体力、人格ともにトップレベルの集まりだ」
「ここで世界を変える力を養いたまえ」
とまあ、日本中のトップ校生が聞かされたであろう激励を受けました。

そして以前から聞き及んでいた高校の方針も。

すなわち、
高校生活は受験のためにあらず。
されど必要ならば上を目指すべし。
よって4年目(浪人年)に受験勉強するのもあり。

いいんですけどね。

充実した高校生活はおおいに結構です。
この高校では、ほんどすべてのことが生徒自身の発案と実行に委ねられています。
やりたいことはほぼ試めさせてもらえます。
まだ学生であることを生かし挑戦と失敗を何度も経験できる環境は、得がたいです。
失敗してもやり直せるという自信がつくと、人生は怖くないですもんね照れ


ただしその自由と自立の弊害と言いますか、規律がほとんどないために、学校生活自体をおろそかにする子が出てくるようですね。
生徒への注意事項は、
「遅刻しないこと」「授業を受けること」
となんとも幼稚なものでした。

主な理由は学習塾での受験勉強を優先させるからだそうで、「塾はやめて」という悲鳴も聞かれました。

わたしはここで、ぜひ先生方に、塾などに通わなくてもこの学校の授業を真剣に受ければどんな大学にも現役で合格する力が付きます!と宣言してほしかったです。
その部分を生徒任せにして、難関大に行きたければ浪人して(自分で)勉強しろと言うのは、ちょっと無責任でしょう。
大まじめに東大目指してトップ校に来た子もいるでしょうから。
そりゃ塾を頼りたくもなりますえー
(授業をサボってもいいと言ってるわけじゃないですよーバイバイ)



なんにせよわかったのは、この学校から何かを得たかったら、自分から動くしかないということ。
そしてそれは自分は何をしたいのか、なぜそうしたいのかを、とことん考え抜くことです。
この高校はかなり高次元でその機会を与えてくれるでしょう。

中学までひたすら規律に従って生活してきましたから、いきなり「自分で考えろ」と言われても戸惑うかもしれません。
けれど自分を知ることは本当に大切です。
このチャンスをおおいに活用して、充実した3年間を過ごしてほしいと願います。