ランちゃんの公立トップ校受験追憶。

 
まずは感謝を。
風邪を引かずに迎えられたことに。
志望校を受けさせてもらえたことに。
環境が平和であったことに。
たくさんの人が応援してくれたことに。
 
 
当日ランちゃんは1人で行くことを選んだ。
「集合時間の30分前に着きたい」
と言ったきり、バスや電車の時間はわたし任せ。
結局駅まではわたしが車で送った。
 
 
基本的な生活行動がいまいち不安な子なので、持ち物は2日前に2人で全てチェックした。
私立入試の頃と違って雪対策が必要なくて楽だ。
それでも当日は腕時計を忘れて家に戻ってる汗
(その後わたしはスマホと鍵を忘れたことに気づきますアセアセ)
 
 
前日はどしゃぶりの雨で頭痛がひどかった。
翌日晴れた時はホッとしたっけ。
 
疲れのせいか、夜になると犬アレルギーが出て目が痒くなったので、入試までの間だけステロイド眼薬を使った。
おでこのにきびもひどかったので、面接試験前はステロイドを塗って寝た。
 
 
するめは効かなかったですあせる
今回の生理は周期どおりにやってきました。
幸い前2回でズレていたから入試の時はほとんど気にならない程度に。
意識的にできることじゃない。助かった!
 
 
面接のために新しい上履きを買ってあったのに、いつのまにか学校で履き始めちゃって真っ黒になっていた。
計画性ゼロガーンハッ
さすがにもう1度買う気にはなれないから、ひたすらゴシゴシ洗いましたよ。
もちろん、わたしが汗
 
 
塾の先生の最後の励ましは、
「まさかJアラートの説明をする時代になるとは思いませんでした。でも国際政治はいい方向に向かっているから大丈夫です。ラッキーですよ」
ホント、幸運の重なりに感謝だ。
 
 
じつは塾の去年のデータによると、ランちゃんと同じ内申点と偏差値帯で落ちた子はいない。
このことはランちゃんのプレッシャーでもあり、また希望にもなってきた。
(わたしにとっても。これで黒星だったら先生方に顔見せできないあせる)
前日の夕食後、ランちゃんはじっとそのデータ表を見つめていた。
「大丈夫、大丈夫」
横顔からそんな声が聞こえてきそうだった。
 
 
わたしはお弁当の下ごしらえをして、制服のスカートのヒダ1枚1枚に願いを込めてアイロンをかけた。
「ランちゃんが最後までがんばれますように」
受験生の母にできることなんて、この程度。
 
たくさんお守りをいただいたけど、合格させろと神頼みはしなかった。
それは神様に失礼なんですって。
神様のお考えにケチをつけてはいけないの。
なかなか「かみさまのいうとおり」という気分にはなれないけれど、ランちゃんの努力は認められると信じている。
 
 
合格発表まであと少し。