マキちゃんはおばあちゃんと英語のセミプライベートレッスンを受けている。
そもそも始めたのがこの秋なので、受験英語の前に「外人」と生きた英語に触れ合おうというだけのものだ。

おばあちゃん、つまりわたしの母は昭和20年代生まれの団塊世代。
本人は若いつもりだけど、どう考えても英会話教室の中では浮いている。
普段生徒は丸椅子なのに、母のクラスだけクッション付きの背もたれ椅子に交換される。
前回母はそのことに気づいて、
「わたしたちが優秀だから相応の対応をしてるわけね」
と真顔で言った 真顔
母の発想恐れ入る・・・それはあなたが年寄りだからですと言ってあげるべきなのか。

母は子どもに「人よりできて当たり前」というプレッシャーをかける天才だ。
マキちゃんにまでしんどい思いをさせたくない。これは要注意。

母が宿題も一緒にやりたいと言うので、週末はマキちゃんを実家へ行かせることにした。
お願いしたのは、質問でも回答でも、必ず声に出して英語を読むこと。
「勉強」ではなく、英語のリズムや音に慣れることが主目的なので。

なんでもきっちりやりたがる母だから、ホントにしっかりやってくれてるらしい。
先日マキちゃんが手芸をしてたので、それ英語の先生にあげたら?と言うと、
ニカッと笑って、
「I make...じゃなかった made this...リボンなんて言うの?...ribbon because my friend teach me.」
と言うではないか。

たいしたものだ。
わたしはランちゃんにここまで教えられなかったと思う。

小学生の勉強はほどほどにしてたらいい。
でもできると嬉しいからもっとさせたくなる。
反面、無理してないか心配になる。
複雑な親心です。