英語のテストも変化してるなと感じるもののひとつに、発音問題がある。
公立入試には出題されない傾向にあるためか塾で学ばない。
わたしの頃には当然だった発音やアクセントの問題形式を知らなかったりするのです。
(ただしリスニングテストがあるので、発音を知らないわけにはいきませんウインク
 
話は変わる。
マキちゃんの英会話レッスンには母(つまりマキちゃんのおばあちゃん)が同伴している。
プライベートレッスンがいいけど料金が高いと話したら、英語好きな母が一緒にやるから折半しよう!と提案してくれた。
 
外資系企業の社長秘書だった経歴を持ち、英語にはちょっとうるさい母。
 
アメリカ人の先生が、the earth を、「ザ アース」と発音したことに食ってかかった。
「マキは受験するのですから、正確な英語を話してください!」
「ボクはカリフォルニア出身なので。ザでもジでもいいんですよ」
「そんなはずありません!正確な英語でなくては!」
 
あとで、たぶんそれは方言に対して日本語じゃない!と文句言ったようなものだよと注意しておいた。
移民の世紀。ある特定の発音を「正しい」とするのは避けた方がいいと思う。
 
たぶん、だから、入試で問われない。
 
「入試に出ない」と言ったら、母はあっさり納得して引き下がった。
やたらテストにこだわる母は健在なのだなと思った。
 
ついでに、「応募作品は選ばれたか」「あの子に勝ったか」「漢字テストは100点か」と、いちいちマキちゃんに詰め寄るのは止めてくれとお願いした。
つねに優等生であることを強制したくない。
結果にこだわるのは、受験期だけ。
こだわるなら、人間関係や取り組み姿勢など、日々大切にすべきものにしてほしい。
 
その後母は上機嫌で、
「クリスマスなんだから、次回はテキストをやめてパーティーをしましょうと言ったの。マキちゃんには正当なクリスマスの経験があってもいいと思うわ」
と言った。
出た。アメリカ=正当と考える団塊世代・・・わたしにアップルサイダーやらピーカンパイやら作れと言うのか?
そんなもんいらん。
勝手にカリキュラムを変えないでくれ!ムキーッ