Chaque jour ~それぞれの日々~

Chaque jour ~それぞれの日々~

横浜市内で、声楽家・コーラス指導者として活動しているOnnaTactの日常のアレコレを綴ったブログです

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イタリア文化会館でソプラノ歌手マリエッラ・デッヴィーアによる声楽講習会が開催され、聴講しました。300人強収容のホールはほぼ満席で盛況。

ラフなパンツスタイルで表れた大歌手、間近で見ると以外に小柄。
主催会社の(多分社長さん)通訳兼MCの進行で、オーディションで選ばれた?歌い手がレッスンを受ける公開講習会の形でしたが、意外に一般の方々も多く見にきていたようでした。
モーツァルトから始まり、ベッリーニ、ヘンデル、ロッシーニ等々歌曲やオペラアリアの難曲が演奏され、発声、発音、ソルフェージュ、または自分の声に合うレパートリーにいたるまで様々なアドヴァイスが投げかけられていました。
もちろんレベルの相違はありますが、指摘される内容としては母音の発音、発声、口型キスマーク、共鳴など日頃よく耳にするキーワードばかり。

レッスンを受けていた中で日本における音大最高権威のG大系の数人がイタリア語の発音ばかりを直され、レッスンになっていないも同然だったのが印象的でした。
(イタリア語の歌詞なのに)「何を歌っているのかわからない❗️」とデッヴィーア女史、そこにMCの方も音楽の素養のある方らしく突き刺さるように的確にズバズバと通訳されて、情け容赦がない…こういう雰囲気は久しぶりでちょっと懐かしいと感じてしまいました。

デッヴィーア女史は決して若くはないシニア世代ですが、ひと声発声してみせるとその輝きは宝石白あたりの空気の色が違って見えるほど。

本物はスッゴイなぁと改めて勉強した夜でした夜の街

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エラールピアノとフランス歌曲のプログラムのコンサートを聴きに行きました🎵

土曜の夕方の銀座。いつもより人出は少ないような…夏の終り感が漂っている気がします。外国人観光客が目立っていて…。

さて、エラールというのは18世紀に創業のフランスのピアノメーカー。
日本ではあまり知られていないように思いますが、フランスでピアノといえばエラールと言っても過言ではなく、歴史から見ても近代フランス音楽とは切り離せないものです。

日本ではヤマハが最大手さんですから、もしかするとピアノ、てヤマハしかないと思っている人がいたりして…ショック!

今日聴くことができたのは1874年製のエラール。
構造的にも特徴が多いとのピアニストの説明で、音色も独特。柔らかいという言葉では表せない色と味があるように感じました。
音に対する感覚は、やはりアコースティックな美しい音を生で聴かないと磨かれないというのは本当だなと強く感じさせられます。

100人キャパのサロンコンサート、プログラムの説明が随所に盛り込まれて、5月の私のコンサートを思い出しました。意外と良いんだな、と人の企画を見て実感した次第。

本日の演奏詳細

~月の光にさそわれて~
エラールピアノとフランスのうた
R.アーン
G.フォーレ
C.ドゥビュッシー
M.ラヴェル
E.サティ

出演 野々下由香里
(Sop 東京芸術大学教授)
小倉貴久子
(Pf 東京芸術大学教授)

於 ヤマハ銀座コンサートサロン


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週末、軽井沢に行ったついでに、大賀ホールで開催されていた緑の音楽祭という合唱祭を聴きに行ってきました。有料で500円なり。
なんと700余りの席が全部埋まり満席です。オペラなら大入り袋。

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しかし出演団体はゲストも入れて10団体のみ。圧倒的にスゴい集客力です。
「演るから聴きに来てね~」とお友達をお誘いするのでしょうか、天晴れです。コーラスやるならそうでなくてはいけません。恥ずかしいとかめんどくさいとか言ってはいけません。
しかも「最後まで」満席のままクラッカー

おじいちゃん(お父さん)が出演されるのか、ご家族のみならず、幼稚園より小さいのにしつけの良いお孫さんたちが静か~に聴いているという光景も見受けられました。エライエライ👏

お客さんたちのマナーも全体的に良くて(変なところで拍手したり、何か食べたり、ボソボソしゃべったり、パシャパシャ袋の音をさせたりなんてことありませんでした)、プログラム・チラシ等も質のよいしっかりとした紙を使ってあり、安っぽさがありません。ボランティアスタッフの方々が終始笑顔でスゴく感じが良い。聴きに来るお客さんたちへのホスピタリティですね。
もしかすると、この集客力はホスピタリティに裏付けされているのかな…?

各団体の数は平均20~30人だったと思われるのに、このホールを借りて…などと考えると相当に頑張って費用をかけているのではなかろうかと想像されました。ピアノもミケランジェリが持って来たというスタインウェイ…?

一生懸命情熱をかけていることに対してお金の出し惜しみはしないものです。少しイヤラシイ見方ですが、今までの経験で言うと。逆の見方をすれば、あまり一生懸命ではないことにはお金をケチろうとする方を向くので「一生懸命じゃない」ことが露呈してしまうというか。
気持ちと代価は大体比例関係にあるものです。

すると、この小さな町の合唱人たちは合唱・コーラスに対してケチらずに本物の情熱を持って楽しんでいるのではないかしら。感動ですグッド!

レベルは様々、とても上手い女声グループや混声グループもあり、楽しめました。やはり「ボイストレーニングに力を入れて発声を勉強しています」などと紹介文に書いてあるグループは、当たり前ですが発声が良い。自分たちでは分からないかもしれませんが、発声に力を入れているというグループとそうでもないグループでは、こうして一堂に聞かされてしまうと差は歴然です。

それにしても、さすがは大賀ホール。鹿島建設の技術をもって設計された音響は、声を倍近く、良く響かせるのではないか耳…そんなことも感じました。

ここで私もコンサートができたらなぁなどと妄想いたしますが、なかなか難しいでしょうねガーン

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