前回の記事に書いた、「介護しないと決める!」ということに関して、当時の私は潜在意識の罠にかかって見事に失敗、介護する現実を引き寄せていました。
そこで、決めても何も変わらないじゃん!というかつての私のような拗ねた人を増やさないために、決めるということが有効に作用した実例を一つ揚げておきます。
ある日、ウトウトとうたた寝をしていた私が、
「決めればいいんだよ!」という大声(男性の声)にビックリして目を覚ましました。
そのとき、あまりの衝撃に固まりながら、なんとなくそれはミカエルの声なんだな…と、メルヘンな妄想をしました
翌日、カウンセリングの先生にその出来事を話すと、
「それは、あなたの潜在意識の声ですね。」とおっしゃいました。
な~んだ。天使じゃないのか…
でも、それからは
「決めればいいって、どういうこと?」
「決めればいいんだ…」
「決める。決意する。」
と、グルグルと考えていました。
それからしばらくして、
授業の中で夕食時の家族団欒について話題になったとき、
私は夕食の時間が苦痛
姑と食事をする時間が嫌で、味わうこともなく食事を掻き込んで、早々に席を立ちたい。
団欒なんて大嫌い!
…と、先生に訴えました。
すると先生は、「それはもう、姑とは食事を共にしないのが一番。それしか解決法は無い。」とおっしゃいました。
私は「そうか…だったら、私は姑とはもう一緒に食べないと決めた!」と、大胆な決意をしました。
だって、決めればいいんでしょ
しかし実際には、そんな我儘が通るわけないよね?なんていう心配も無くはなかったのですが、自分を守るために必死だった私の決意が勝ったようで、
何も言わないのに、その数日後には、姑の方から
「みんなとは食事のタイミングも食べ物の好みも合わないから、これからは自分の食事は自分で作って先に食べて寝るから。」と、言うではありませんか
あまりにもあっさりと願いが叶ってしまいました。
でも、お陰様でそれ以来、夫と子供が好むおかずを楽しんで作り、3人で、楽しく食事できるようになりました。
家族団欒っていいなと、初めて思えたのです。
そう思えるまでに、結婚してから十数年かかりました。
決めればいいんだよ
…本当にそうなんだなぁという、実体験でした。