眷属子ぎつねの狐太郎(コタロウ)
と花狐(ハナコ)
の希望で、京都旅行がお役目の旅になったお話しの続きです。
ここに至るまでに、スピ的能力がイマイチな私のために、視える聞こえる方々の通訳を通してわかってきた事柄をお話ししてきました。
この先のお話も、その方々の事前のアドバイスや事後の検証でわかったことを総合して書いていきます。
どの方がどの部分を教えてくださったかということは省略して話を進めます
四月某日、私は連れと一緒に東京駅から新幹線に乗り、京都へと向かいました
今回の旅行の大きなお役目というか目的が、うちの子ぎつね達と稲荷山に登ることなのですが、一つ疑問に思うことがありました。
狐って、家からずっと私に同行しているのかな?
それとも、身軽な彼らは京都まで飛んで(翔けて?)行って、神社の入り口に先回りして私を待っているのかな?
…などと、道すがら考えていました。
結論からいうと(後の霊視鑑定によると)、
子ぎつね達は、家からずっと私に動向していたそうです。
新幹線にも一緒に乗り、
: 早い、早いーっ!!
: きゃっ!きゃっ!
…ってな感じで遠足か修学旅行の小学生のノリで楽しんでいたそうです
今回の旅行のように、人間の都合ありきの参拝の場合、眷属は、守るべき人に密着同行する形をとるそうです。
屋敷稲荷の眷属という立場になった狐の方が「元の神様のところへ行きたい!」と思っても、勝手に持ち場を離れて飛んでいくわけにはいかないということらしいです。
ただ、
神様から呼ばれた場合と、緊急の場合は一瞬で神様の元へ飛んで行くそうです
京都に到着したのは夕方でしたが、予約してたホテルに泊まれないというトラブルにいきなり遭遇し、「お役目で呼ばれて来たはずなのに何故?
」と焦りながらも、上手い具合に別のホテルに良い条件で止まれることになりました
これは私の直感ですが、上から調整が入った?という感じがしました。
京都2日目の朝7時に京都駅近くのホテルを出た私は、30分後には伏見稲荷大社に到着しました。
まだ人が疎らで、清々しい空気の境内です
まっすぐに本殿と奥の宮に向かい、今日の目的を神様にお話しして、いよいよ稲荷山に登ります。
山道に、よくぞこれだけの数の鳥居が立つものだなぁ…と感心しながら、永遠に続きそうな鳥居の美しさを楽しみつつ、もくもくと登って行きました。
地元の方なのか、ジョギングスタイルで颯爽と登って行く人に追い越されること数回、もっと早い時間から頂上での参拝を終えて降りてきた人たちとも何度もすれ違いました。
山の中は更に清浄な空気に満たされていて
「やっぱり、朝のうちに来て良かった」と思いました。
しかしながら、普段インドア派の私にとっては、石段が続く山道を歩き続けることは至難の業で、
「お役目というより修行じゃん!!」と、誰にともなく文句を言い、ゼイゼイしながら休み休み、ゆっくりと自分のペースで、苦しさを味わいながら登りました。
忠告通り、他のお稲荷さんにはお参りせず、ひたすら上を目指します。
頂上はまだまだ先…と思いながら長く足を止めて休んで(へたって)いると、何処からともなく2匹の猫が表れて目が合いました
あっ!猫ちゃん
まってよ~!
猫たちは、私を先導するかのように、身軽に石段と脇道を登りながら、時々振り返ります。
何度も何度も振り返りながら、遅れる私を待つかのように立ち止まり、追い付くとまた先へ登って行きます。
私と一緒に来ている狐たちも、きっとこうして先を歩いているのだろうなぁ…と思いました。
そして、頂上が見えてきたとき、2匹の猫たちは駆け上がって消えてしまいました。
案内してくれてありがとう!猫ちゃんたち
この間、視えない世界では…???
… : わっ!あの人、狐連れてる
と、私達一向は、他のお稲荷さんたちにめっちゃ見られていたそうです。
稲荷山へ登るにあたって、事前に注意を受けていたので、
山道の途中にある沢山のお稲荷さんには失礼ながら、全てスルーしていましたが、そんなに見られていたとは…
そして、子ぎつねたちは、
: 早く早くぅ~
と、少し先を行っては立ち止まり、歩みの遅い私を催促していたそうです。私が現実世界で見ていた2匹の猫たちのように。
次回は、
いよいよ稲荷山山頂、末広稲荷参拝での出来事です。
つづく