転機が訪れたのは今年の3月。
降って湧いたように、私に与えられた幸運
なんと!夫が私に新築のアパートの一室をくれる
私の仕事や趣味のために、
自由に使って良い空間を提供してくれるそうです。
結婚以来、家に仕え、姑に仕えてきた妻へのプレゼントということらしい♡~ありがたや
これから建設するアパート・土地は夫の持ち物なので、家賃の心配も要らないって・・・
妻として、母として、嫁としてこの家で20年以上暮らしてきたけれど、自分の家だと思えたことは一度もなかった私にとって、そこは初めて寛げる居場所になるでしょう
とっても♪とーっても♪嬉しいです!(*^▽^*)
今まで、内々のことも外向きのことも、家のことは全て姑の意思で決められてきました。
代々続いた農家の本家である我が家は、少しばかり土地を持っている(らしい)のですが、嫁である私は、この家の持ち物がどこからどこまでなのか、どの土地・建物を誰に貸して、どのように経営しているのかさえも、ほとんど知らない。というか、教えてもらえない
だから、土地関係のことで取引先の業者さんが来ても、その辺の事情が全くわからない嫁は使い物にならなわけで、
「私にはわかりません義母を呼んできますのでお待ちください
」と言うしかなかったのです。
大抵の人は察して「お嫁さんには口出しできないんだろうな・・・」と、憐れむような目で見られるけれど、反面「いい大人が・・・ガキの遣いじゃあるまいし」とも思われていたかもしれません
事情を知らされないということは、面倒なことに巻き込まれないという利点もありますが、立場上微妙
・・・そんなこんなで、常に後ろに引っ込んで部外者のように控えていた私ですが、近頃、姑が衰えたことと、
私が本格的に仕事場として使える場所を貰うということで、主にアパート建設の件では私が介入することが許され、意見も充分に聞いてもらえるようになりました
家という枠の中でも、私の内側でも、何かが大きく変わり始めたのを感じました
そのことを契機に、いろんなことが急激に動き出しました
それも、不思議なことばかり
アパート建設に伴い土地に手を入れることを通して、人の暮らしと見えない世界が深く関わっていることを、学ばされる出来事が次々に起こり始めたのです。
つづく