我が家の庭には大きな銀杏の木があります
かなり大きな木です。樹齢は何歳なんだろう?
夫が生まれたときには既に大木と言われる大きさだったようですから、樹齢100年に近いかもしれません。
しめ縄が付いているのは、先日、お払いを受けたからです
この銀杏の木とその周辺の細い銀杏、ヒサカキ、柿、柚、などなど、数本の木が一緒に伐採されることになりました
後々の相続に備えて、また、年老いて木の管理が難しくなった義母の希望で、長年そこに在り続けた大きな存在を切ることになってしまいました
秋には豊かな実りを、夏には涼しい木陰を私たちに与え続けてくれた大きな銀杏の木。
春には鮮やかな新緑を、秋には見事な黄金の葉とその落葉を見せて楽しませてくれました
三階建てのマンションよりも高く茂ったその姿は、数区画先からもその尖端が見え、帰宅する私たち家族をいち早く迎えてくれましたし、初めての来客には我が家の目印にもなって、道案内してくれたものでした
多分、カラスの古巣だと思うのですが・・・まだ住んでいる鳥さんがいたら、早く引越してください
昨日から、伐採作業が始まりました。
周りの細い木から切られていきます。
木々が倒されるのを見るのは辛く、留守番は義母に任せて、私はクイーンズティー の交流会へ出かけていきました。
レイキ&シータの交流会ですが、皆さんいろいろな技をお持ちな方々が集まるので、「どなたか木とお話できる人はいませんか?」と、ダメ元で聞いてみました。
すると・・・いるんですねぇ、そういう人が
必要な時にちゃんとそういう出会いが用意されている
昨日が初めての参加になるYさん。実は私が誘ったのですが、この方は動物との会話が専門。
まさか、あっさりうちの木と会話してくれるとは思ってもいませんした
我が家の銀杏が切られてしまう経緯を話し出すと直ぐに、銀杏の感情をキャッチして言葉を伝えてくれました。
「長いあいだずっと(家族・土地・家を)守ってきたのに。残念・・・」
と、涙を流しながら木の言葉を語ってくれました。
木を切らずに残して、銀杏の実の回収と木の管理を業者に委託するという方法もあったのですが、義母と夫が決めたことを、嫁の私が覆すことはできなかったことを悔やんでいると、
切られてしまう木の一部を木材として家に残し、小さな家具などにして大切に使っていくのがいいのでは・・・?という助言も、Yさんや他の皆さんから頂きました。
やっぱりこの日に来て良かった!クイーンズティーの交流会
いつもこの集まりでは、その時に必要な情報や癒しを頂いています。
銀杏のこと以外にも、私の身体に憑いたネガティブなものも浄化してもらって、大勢の手でレイキヒーリングをしていただき、身も心も軽くなりました
交流会のあとは、Hさんと一緒に夕飯を食べに行き、たくさんおしゃべりをしてから帰宅すると、もう10時過ぎ
家に入る前に、真っ暗な庭を横切って銀杏の木の元へ向かいました。
木の幹に手を当てて、銀杏に話しました。
「助けてあげられなくてごめんなさい。でも、あなたの言葉はしっかりと夫に伝えます。からだの一部を必ずこの家に残します。」
夜のうちに、夫に銀杏の木からの伝言を伝えました。
今朝、夫は出勤前に木こりさんたちに声をかけ、銀杏の木片を少し残してもらえるように頼んでくれました。
木材の扱いはわからない私たちですが、少し時間をかけて調べ、いずれ何かの形にして残して行きたいと思います。
この庭の景色は、もう戻ってきません。
さようなら、銀杏の木さん
今までありがとう