昨日の暖かさは何処へやら?
暦の上では立春の今日はやたらと寒い
朝から降っていた小雨は雪に変わるのでしょうかねぇ?
皆様、風邪などひきませんように、ご自愛くださいませ
先月末の新月を別名『ブラックムーン』と言われるものだということは、mana様のブログ
で初めて知りましたが、丁度その頃から旧正月の期間にかけて、私もブラックな日々を送っておりました
自分の中に押し込めて忘れていた古いダークな感情を思い起こさせるような出来事が、一度に沢山押し寄せてきました
同居&近所に住む親戚のご老人3人が同時期にそれぞれ災難に遭い、(一時的にではありますが)彼らの面倒を私が一手に引き受けなくてはならない状況に陥りました
実質的な介助に奔走する一方、事務的なことを進めるために関係者と連絡を取ったり、公的機関の援助を要請したりということは、忙しいながらも頑張れば何とかなりました。
でも、病人・怪我人・認知症患者のそれぞれの老人たちに、今現在の自分の状況を理解させつつ、今後の生活に関する変化を説明し、
一人は病院への入院と手術を受けること、一人はヘルパーさんを自宅に呼んで介助してもらうこと、そして認知症が悪化した人には、しばらくの間ショートステイに入所してもらうこと…等々、
説得と心のケアで大苦戦することとなりました。
特に、同居している高齢の姑とのやり取りは、家族であることの弊害(甘え・無遠慮)が露になり、お互いに感情的になる場面が多々ありました。
そんな最中、遠い昔に棚上げしたまま解決しなかった嫁姑間の蟠りが改めて浮上し、私は自分の中のダークな感情と向き合わざるを得なくなりました
それはとても辛く、重く、厳しい葛藤となりました。
日頃は仕事として、人の心のケアをする立場である私ですから、自己の心の安定は必須で、日々の生活の中で生じる心の揺れは、その都度適切に処理するようセルフケアはしています。
しかしながら、この度生じた葛藤は、私の人生の中でもとても大きな戦いとなりました。
過去の自分がどんな出来事に傷つき、どんな痛みを感じて、苦しみのあまり封印してしまったのか…。
その古傷を直視することは、当時と同じかそれ以上の新たな痛みを感じることを覚悟すること
とっくの昔に乗り越えた!と、自分に嘘をつき続けていたその古傷は、私に再度乗り越えるチャンスを与えるために、更なる痛みを伴って膿を噴出しました
もう、今、向き合わないわけにはいかないんだ…これを自分が乗り越えないと、今起こっている現象、家族・親族の現実的な諸問題を解決できないようになっているんだ…
そのために、私の周囲の人間が、私の心と同質の現象を演じて見せてくれているんだ…
自分の持っている心理学的知識や技術、癒しの手法を用いても、苦しみにあがいている状態では自己メンテナンスが難しい部分もあり、私が最も信頼している人の胸を借りて痛みを取り除きながら心の整理をしていく作業に数日間を費やした結果、漸く平常心を取り戻しました
解放と統合を促すブラックムーン。それに続いて新たな年明け(旧暦)
一つの深い闇を乗り越えてみると、そこには静寂があり、柔らかい新しい光が差し込みました
人生で繰り返す四季の中の、一つの冬を越えた気分です
そして、暦も春を告げました
一人では対処できないような困難に出会ったときは、迷わず周囲に助けを求めること、専門家の手を借りること、
そして、心の苦しみを乗り越えるために、信頼できる人に寄り添ってもらうこと…
目の前に起こっている出来事の現象だけに囚われず、そのことが自分にとってどんな意味があるかを理解することができたなら、例えそれが闇だとしても、自分の一部として受け入れて、そして手放すこと…。
多くのことを学んだ数日間でした