私はなんとなく生きていた。ただ何となく。そして
誰かが私を変えてくれる
時間がたてば変われる
だろうと思っていた。

学生時代は
週2日、休みがあるわけだし、
何か目標を持って頑張っていたわけじゃない(5日間授業聞いてるだけな)ので疲れも感じず、
平日に休みたいとかは思わなかった。

では何を理由に通っていたかっていうことを考えてみた。

・学生だから行くのが当然
・学校行かないでやることなんてない。(田舎出身者なんで。)
・行けば友達に会えるし。(中学生のころは別。)
・普通(たいてい)の人はみんな行く。
・行かない人は落ちこぼれ。または何かしらに問題ある人(人間関係とか)。
・親に心配かけたくない。
・問題ない子でいたい。
私の妹は優等生で、私はずっとそうなりたいと思っていたからその逆なんか絶対だめだ。

→つまり学校にいけない人になってはダメで、
ちょっとくらい何か問題あっても、行かなくてはダメだ。
行かないと「ダメ人間」になってしまうと思っていた。

だから行っていた。

勉強するのが楽しいとかはあまり思ったことはなかった。
いい成績さえ取っていれば親は安心するとだけ思っていた。
親はそんなに自分の事見てくれてないし。って。

勉強は、親を安心させるためにやるものだと思っていた。

かといって、提出物はなかなか出さなかった。
小学生のころから。
今思えば、親や先生が、自分の事どれだけちゃんと見ていたか試していたのかも。
ある程度たまれば先生に注意されたし、
親にも伝わってはいたけど、
親も注意する程度で、どうしてやらないの?とか、
どうすればやるようになるか、考えてくれるようなことはなかった。
親も先生も大して自分の事は見ていない。
ということが分かっても、
何かするという考えはなかった。
その代わり、どんどん自分が嫌いにはなったと思う。
今となっては。
そんなわけで、努力することはできないやつがすることと思っていた。
今は、思っていない。
むしろ、そんな努力さえできない私が嫌いだ。


話を戻す。
中学になったら少し成績は落ちてきたが、
塾に入って、もどった。
多分、塾で予習して、学校でさらに同じことをやって、
塾では類似問題もやったからだと思う。

高1までは、特に努力しなくてもギリギリ平均より上でいられた。
ただ、高校生になってから
親が余計自分たちの事に口出ししなくなったので
勉強は更にしなくなった。
記憶力が悪くなってきたと感じ始めたのは
高校1年の終わりごろ。
それを認めたくなかったのと、人間関係が今までで一番うまくいっていたのが重なって、
勉強をほとんどしなくなった。
唯一出来た勉強を捨てた。逃げた。

出来なくても、また本気を出せば、中学の時みたく元に戻れると思っていた。

しかし本気を出すことはなかった。
いつか誰かが私を本気にさせてくれるか、
さすがに追い込まれればやる、と思っていた。
誰かはあらわれるはずもなく、
追い込まれたらさらに逃げたくなった。
浪人をしても変わらなかった。

本当に馬鹿だと思う。

そして、特に希望していなかった大学に入った。
これは、どこかしら入らないといけない。
と思っていたから。
これも、「そういうものだ」と思っていた。
自分は勉強ができるから頭がいいと思っていたし。
親に頼めばまた希望の大学に受験させてくれるだろう、
とか、ぬるく思っていた。
そして今もそれは心のどこかにある。


大学時代に毎日授業に出ていたのは、
希望の大学に受かっても使える知識だろうと思ったから
というのが大きいかも。

もちろん、行かなければ先ほど書いた、「ダメ人間」になってしまうと思ったし。

で、授業以外はその復習をしないといけないという思いに縛られて、家から出ることをしなかった。
バイトもお出かけも。

その代わりやっていたのがネットだ。

勉強するのにPCを使っていたのでとりあえず開くが、
その前に少しだけ動画見てからやろう、とか思うと、それだけで終わってしまうのだ。

勉強もやっていないのにバイトするわけにもいかないと思っていたし、
対人恐怖症や、自分が普通じゃないという昔から感じていた違和感を自覚したくなくて、避けていた部分もある。
後はわがままだったので、希望するすべての条件が合わないことも理由だった。つまり、一つでも合わなかったら応募しなかった。

普通の就職の時でさえそんな条件のところないのに
バイトであるはずがなかった。

でもホント、バイトはするべきだった。
お金に余裕があろうとなかろうと。
そもそも、自分で稼いだお金がないから旅行に行かなかった、趣味も何もはじめなかったってのもあるし。

話し戻します。
ともかく、大学3年の途中まで時間が解決してくれると思って逃げていた=何もしなかった。
本当に馬鹿だった。
そういう後悔から、
・何か目標を持って生きること
・自分を見つめて上げること
・時には休むこと
・受動的にならず、自分で考えて行動すること
に気付いた。
でも今もバカ。
自分を見つめて、クズなのが分かり、どうにかしなきゃとは思い、そういったことに気付いたが、
結局今どうにかしようと努力しているわけではないのだ。

それについて、次の記事で。