衝撃のデビューアルバム『ボカロ三昧』以来となるボカロ曲のカヴァーアルバム。

 

 

デビュー以来メンバーを固定して活動してきただけに、演奏のまとまりも上々です。

 

元がボカロだけに、音を詰め込んでいて歌いにくそうなメロディが見られるのも特徴的。

 

ボカロだからというわけではないと思いますが

近年の音楽はギターソロはもちろんイントロがない事も多いと聞いていましたが、

個人的には別にイントロが2分近くあろうとギターソロが長かろうと

1曲で10分を超える曲があろうと、それが曲にとって必要なものであれば何とも思いません。

 

しかし、本作も11曲で34分という短い収録時間となっており、

Adoの『狂言』もイントロなしの曲がありましたし、これが近年のトレンドなのだなと感じさせられます。

実際『ボカロ三昧』よりも一曲当たりの時間が短くなっています。

 

 

それでも『ぼっち・ざ・ろっく!』が人気になったという事は

必ずしもイントロなし、タイパ最優先という傾向だけではないと考えてもいいと思っています。