毎年恒例となっている大新年会の模様を収録した映像作品です。

 

今年も剣舞、三味線、ダンサー、和太鼓隊と多数のゲストを迎え、

一青窈をフィーチャーした 『東風破 feat.一青窈』も収録。

 

それにしても、相当豪華なセットを組んでおり、

下手するとキッスのそれより金がかかっているのでは?とさえ思ってしまいます。

毎回円盤を出しているのも、実は公演単独では赤字だからと邪推したくもなります。

 

その辺りの事情はさておき、派手なパフォーマンスは和楽器バンドの売りの一つです。

映像でなければ伝わらないエンターテイメントにあふれたステージであることは事実です。

 

日本ではかつてのマシンガンズがこれに近い規模で派手に活動していましたが、

現在ではトーンダウン。聖飢魔Ⅱは期間限定再集結という形とは言え、

解散した団体でありながらあの規模の活動を未だに行えることに驚きを隠せません。

 

はっきり言って、現在の日本のロックバンドでこの規模(アリーナクラス)の活動を

維持できるバンドがどれだけ存在するのか、僕は把握していませんが

少なくともメタル界隈では恐らく皆無でしょう。

 

最近は、ギターの町屋が頻繁にギターを変えて

多様な楽曲に対応できるようにしている感が強くなっています。

本人のシグネチャー・モデルは和楽器バンドの幅広いキーや音楽性に

対応できるよう設計されていると思いますが、それにも限界があるのでしょう。

 

2020年の東京オリンピックがバンドの掲げる一つの目標ではありますが、

お茶の間レベルでの浸透度は上がっていると言えるでしょうか?

もしかしたら色物感漂う見た目が未だに足を引っ張っている可能性もありますが・・・・