アニソンシンガー・影山ヒロノブ
雷神・高崎晃
ランティス社長(現・バンダイナムコアーツ副社長)・井上俊次
の三人を擁し、奥田民生や斉藤和義がデパートの屋上に観に行った伝説のバンド・
レイジーの40周年記念シングルです。
上記の存命メンバー3人がシングル用に1曲ずつ作曲していますが、
どの曲もHR/HMの範疇に収まらない、広い意味でのロックな曲です。
タッカンのギターも、キーボーディストがいて、
ニイちゃんとまるでタイプの違うシンガーがいるレイジーにおけるアプローチは
ラウドネスのそれとは全く別物です。
特に今回のシングルは
「40年前、大阪から夢を抱いて上京した16歳の少年は
56歳になった今でもロックミュージシャンだ」
というコンセプトがあるのか、オトナなギター職人という印象を受けます。
(単に曲に合わせたギターを弾いているだけとも言えます)
もっと単純に言うなら、
「ラウドネスと同じギター弾くならレイジーでやる意味ないやろ」
と考えた結果というのが近いと思われます。
2曲目の"1977"はタイトルがデビュー年であり、ベースもドラムもタッカンがプレイしています。
ドラムはひぐっつぁんのセットを叩いているとのことです。
また、MVの3:54付近でキラーのベースを弾くタッカンが確認できます。
親指を使って弾いているようです。
作詞は3曲目の"Happiness ~二人で過ごすX'mas~"というリリース時期に合わせた
クリスマスソングを除いてレイジーのデビューシングルの作詞を手掛けた
森雪之丞氏が担当しています。
いずれも、40年の時をレイジーのストーリーを描いた歌詞のように思われます。
それにしても、バンナムグループのアニソン部門であるランティスに移籍してから
リリースしたシングルは当然のように全部アニソンだったのに、
このシングルはノータイアップです。
やはり40周年はタイアップが無くとも出す価値があったということでしょうか。
一時期タワレコオンラインが在庫切れでしたので、そこそこ売れているようですし。
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