Rainbow "STRANGER IN US ALL"

リッチー・ブラックモア2度目の（そして恐らく最後の）DP脱退後、
ドゥギー・ホワイト他を迎えて再結成？したレインボー唯一のアルバム。
邦題は『孤高のストレンジャー』。

元々リッチーはソロアルバムのつもりだったようですが（これもよくある話）、
中世風のハードロックという、レインボーとして出しても格別違和感のない作風です。

'90年代制作のアルバムだけに音質も良好で、ドゥギーも器用なヴォーカルですが、
伝説級の前任者3人と比べると劣ってしまう感は否めません。
リレコーディングされた"STILL I'M SAD"も大人しめな印象です。

しかし、"BLACK MASQURADE"は間違いなくレインボー史上に誇るべき曲です。
この一曲のために聴く価値はあるアルバムでしょう。