相変わらず更新おっそいですが、「まえばし赤城山ヒルクライム大会」参加しました。

参戦日記です。

コロナの影響でリアル大会は3年ぶりの開催です。



私にとって今年最後のヒルクライム大会なので、ここに向けてそれなりにトレーニングと減量に励んできた。

トレーニングについては相変わらずの通勤トレーニングだけど、内容に注意してパワートレーニングメインに。

体重も今年シーズン前に比べて約4.5kg。目標まで絞った。

この体重は以前一番走れていた頃の体重範囲の、一番多いくらいの60kg。

でも約5ヶ月で5kg。なるべく筋肉を落とさないよう気を付けながらじっくり落とした。

「年を取って来たら体重落とせなくなったなぁー。」と思っていたけど、ただ単に甘かっただけで、その気になれば落ちるもんだと改めて思った。

この体重は何年ぶりだろう?

でも当時同じ体重だった頃より体脂肪率がかなり低い。

当時使ってた体重計と変わっているから誤差かもしれないけど、見た目から当時より脂肪は少ない気がする。


5.9%?? さすがにそんなに低くないと思うんだけど・・・


本番6日前で59.5kg。
そこから少しちゃんと食べるようにして、3日前くらいからカーボローディングまでは行かないけど、炭水化物を多めに取り、本番前で約60kg。

調整はバッチリ、な、はず。


ヒルクライムに関しては特に、年齢と体重の増加とともにタイムもみるみる落ちている。

赤城も例外ではなく、自分のベストが76分。2016年が82分、2017年101分(ひどい二日酔い)、2018年が中止、2019年89分。

体重的には80分くらいで走れていた頃と同じくらいになった。

ただ他の大会の結果からしてもそこまでのタイムはさすがに期待できないから、一応感覚的に90分は切りたいな。と、今年の目標を立てた。



今年の参加は3人。

前回はうちの職場からもよその職場からもたくさん出て大賑わいだったんだけど、年々ヒルクライムに出場する人も少なくなって、寂しいもんです。

ひとりは同じ職場のYGさん。もうひとりは別の職場だけど、富士ヒルも二人で行ったKDくん。

YGさんは久しぶりのヒルクライムで、完走目標だと言う。

KDくんは私よりひと回り以上年下だけど重量級なので、パワフルで平地はおそらく敵わないだろうと思うが、ヒルクライムは負けたくない。と勝手にライバル視している。

が、前回の富士ヒルでは2分負けた。

富士ヒルの時はKDくんもそれなりにトレーニングしていた。

富士ヒルで負けて、KDくんに「赤城で勝負!」と挑戦状をたたきつけた。

KDくんも受けたんだけど、私はその頃から約5kg落とし、KDくんは約5kg増やした・・・

トレーニングも外は走らず、家でzwiftばかりやっていて、「外を走るのが怖い」という始末。

実に体重差2Lのペットボトル2ケース分だよ。

いくら年齢差があってもこれは負けるわけにはいかない!



前日午後13時頃出発。

前泊のホテルが全く空きがなく、確保するのに苦労した。

「赤城ヒルクライムすごいな。」と思ったが、あとで考えたら世間は3連休。

それも影響しているのだろう。

いつも受付は前日だからそのつもりで前泊を予定していたら、今年はコロナ対策で前日受付は無し。

ゼッケンもセンサーも郵送されてきた。

でも当日だと真夜中出発になるため、そのまま前泊することにした。


ホテルに着くやいなや、夕食兼宴会へ。


KDくんは私と自転車に対する考えに通ずるものがあり、細かいポジションや調整にいつも悩んでいる。

いろいろ「あーでもないこーでもない」議論しているといつのまにか酒が進んでしまう。

YGさんは自転車を買い替えた時にクランクの長さが変わっている事も気付かない人。

そもそも自分の使っているクランクが何mmなのか知らない(笑)

YGさんは完走できるか不安らしく、かなり控えているようだけで、私とKDくんは結局ジョッキ5~6杯いってしまった。

がんばってるけど、楽しみに来ているんだからね。これでいいのだ(笑)


それでも早めにホテルに戻り、シャワー浴びて早めに寝ようと思うが、なかなか寝付けない。

レース前あるある。寝れる時もある。

結局寝たのか寝ないのかわからない程度で朝を迎えた。



当日。車で指定駐車場に向かい、準備して会場へ。


荷物を預け、軽くウォーミングアップ。


実際のコースを途中まで走ったんだけど、アップしてる人がたくさんいて、みんな速い!

アップってそんなに出す?俺が遅いの?

KDくんもみるみる見えなくなり、自信がなくなってくる。

信号でKDくんに追いつくと、KDくん「もういっぱいいっぱいです。どうします?もうちょっと行きますか?」

私も「もう身体あったまったから十分。戻ろう」



会場にもどり、健康チェックをして、出すもの出してスタートを待つ。


しかし恒例の「大」渋滞も大したことないな。参加人数少ないのかな?

 

 

今年はお店も超少ない。

 

あ!ミシュランマン(ビバンダム君)がいた!


いよいよスタート。

もともと私は、序盤抑えると後半そのまま上げられず終わってしまうから、最初から出して行って行けるところまで行くスタイルだったのだけど、若いころは勢いと精神力でゴールまでいけたけど、さすがにここ数年はそれをやると中盤で終わって後のタレ方が酷いから、今回はパワーメーター見ながら序盤抑える!

あと今回のクランクは前回の167.5mmから165mmへ変更。

ペダリングも踏み踏みにならないように回す意識でいくよう心掛ける。


赤城のコースはざっくりだけど序盤緩く3%くらい。

徐々にきつくなり大鳥居を越えたくらいから5%くらいなのかな。

10km程度旧料金所を過ぎ山に入ると一気にきつくなり、7%~10%。この辺がいちばんキツく感じる。

しばらくするとつづら折りになり、そうすると勾配はキツいんだけど緩急があり案外身体は楽に感じる。

そして最後の500mくらいかな?体感的に3%くらいの緩い上りでゴール。

という自分的にはこの山の構成が一番好き。

自分を徐々に上げられる。

スバルラインとかははじめがいきなりキツくて、そこで疲れちゃうから嫌い。



スタート計測ラインを越えると一気にまわりのペースが上がる。

「体重重いから勾配キツくなるとダメだから、緩いところで貯金作っておかないと」とKDくん。

ついつい踏みたくなるがぐっとこらえる。

一定の負荷を意識して回す。

KDくんはみるみる視界ギリギリまで行ってしまった。

勾配の緩い区間では私のペースで24km/hとか出るから、ちょうどいいペースの人がいれば後ろに付くと多少は風よけ効果を得られる。

ちょうどいい人がいない。

抜いて行く人は速くてついていけないし、追いついた人は自分より遅いわけだから後ろに付いてもタイム落とすだけだし。

後ろに付いている人がいるっぽいけど、まぁマイペースで行くさ。

淡々と回す。

すると10分くらいでKDくんに追いついた。

「あれ?まだ緩い区間なのになんでここにいるんだ?」

「もうダメです・・・」

この時点で抜ければこれは勝てるだろう。

後で聞いたらこの時私の後ろには一列に長蛇の列ができていたらしい。先頭変わってくれればいいのに。利用されっぱなしだったんだな。


スタートから緩い区間はアウターで回す。

最近はすぐに限界でインナーに落とすけど、今日はまだいける!

結局旧料金所を過ぎ山に入るまでアウターでいけた。

これは一番走れていた頃以来だ。

いい感じ。

その後も速くはないけどタレて踏めなくもならず淡々。もちろん苦しいけど。


残り5km地点で65分。

ざっくりキロ5分としても90分。

4km地点70.5分。

3km地点76分・・

2km地点81.5分・・・

ダメだ。切れない!

ラスト2km。微妙にスパート。きつい!でもちょっとだけペースアップ?

1km!もうメーターも見ない。

最後のカーブを抜けラストの緩い直線!

下ハンに持ちかえて残りの力を出し切る!

いつもそうなんだけど、ここはめっちゃ踏める。力がどこに残ってたの?というくらい踏める。

やはり使う筋肉が違うのと、自分は山向きではないのか?といつも思ってしまう。

そんな事を思いながら踏む!踏む!

ちょうど同じくらいのペースの人が真横にいて、ネットタイムだからこの人に勝ったからどうなるわけではないんだけど、やはりシチュエーション的に燃える!

ゴールスプリントさながらにもがく。

ゴール直前に前の方に走っていた人ふたりに追いつき、その人も反応してさらに加速したが、自分も加速。

二人を抜きとりあえず視界にいる人はいなくなったところでゴール!

アホか(笑)

そんな力が残ってるならもっと先に出しとけ。という話で。

でも出ないんだよなー。



ゴール後観光案内所の方へ逸れ、自転車にまたがったままハンドルに頭をうずめ息を整える。

感覚的にすごく良かった!

途中でタレる感じもなく最後まで踏めたし、ラストスパートも良かった!

もちろん物凄くきつかったけど、気持ちよく走れた!!

タイムは!?・・・90分11秒・・・

あー、目標に11秒届かず・・・(涙)

でも途中絶対無理と思ったけど、最後だいぶ挽回したんだな。そこは良かった。


ゴール近くで記念撮影などしているとKDくんがゴールしてきた。

真横で「お疲れ!」と声をかけるも、応援の人と思ったらしく完全スルーされた(汗)

慌てて追いかけ合流すると、間もなくYGさんもゴールしてきた。

完走目標なんていいながらちゃんと走ってるじゃん。


さすがに頂上は寒い。

乾いたジャージに着替え、ウインドブレーカーを着て下山。

皆スピードも控えめで、それでも抜いて行く人もほとんどいなく、こんなマナーの良い下山は初めて。

大体落車事故が起きるのはレースでもない下りだから、これはとてもいいことだな。と思った。

今回の下山ルートは、この大会が始まった初期の頃と同じ、上りと同じルートでの下り。

この大会は下山時には交通規制が解除されているから、山を下りると信号もある。

初期の頃は自転車が大渋滞してしまって、下山に上りより多くの時間がかかってしまい大変だった。

それを踏まえその後は下山ルートを変えていたのだけど、今回同じルートに戻っていたから不安だったんだけど、全く渋滞もせずスムースに下山できた。

やはり今回は参加人数少なかったのかな?


会場でなぜかカップラーメンをもらい、解散。

近くでラーメン(カップラーメンではなく)をすすって帰った。

ヒルクライム後は汗を大量にかくからか、割とラーメンが食べたくなる。




今回は集大成。

身体も出来ていたし、体調も悪くなかった。

ちょっと前日のビールが多かったのと、寝不足ではあったけど、その影響は多分ほとんどない。

上っていて感覚も良かった。

タイムは微妙だった!(涙)

体重のあった3年前より1分遅い。

やはり軽ければ速いという単純なものではないんだな。

感覚は良かったし気持ちよく上れたからそこはいいんだけどね。

 

でもとにかくKDくんに13分の差をつけて勝てたのはうれしい!



あと何をすればいいんだろう?

来年に向けて何をしたらいいのかわからない。

 

何か変えなきゃだな。

とにかく来年もがんばる!