今でもこの曲が流れると、私も含めて、女子は無条件にテンションが上がるのだ。
なんでこんなに好きなんだろう。
ロンバケを思い出すから。それもある。
「LA・LA・LA・LOVESONG」という曲は、ロンバケのあのオープニング映像がその魅力の半分を構成していると言えるかもしれない。
それも含めて、あの曲には、たくさんの人の懐かしさが全部詰まってるからじゃないだろうか。
昔の恋、両思いや片思い、キラキラしていた気がする日々も、涙の結末も、ワイワイしていた世間の雰囲気も。
魅惑の名曲ララララブソングの奇跡を、これまで何度も目の当たりにしてきた。
最初にその凄さを実感したのは、会社の飲み会の席。
それは珍しく女子社員だけを集めた会で、いつもと違う緊張感がどことなく漂っていた。
だけどそれまで聞こえなかったBGMが、あのイントロが流れた瞬間、突然耳に入ってきた。
そしたらみんなわぁっと笑顔になって、立ち上がってグラスを掲げて、乾杯しあって飲み合った。
なんだこれ、すごいな。ララララブソングパワー。一気にそこがトレンディになる。
つい先日、地方都市に構えられた、やや物悲しいアイスリンクを通りがかった。
平日の昼間ということもあって、滑っている人も、見ている人もまばらで、地方都市みが増していた。
そこにまた、あのイントロだ。
滑っている人の顔までは見えなかったけど、一気に素敵なシーンに見えてくるから不思議だった。
どんな閑散とした場所も、それを演出に変えて、トレンディドラマの舞台にしてしまう曲。
やっぱり心震えてしまう。そんな曲。