いつぶりなのか
丸二日間 一緒に過ごして
目覚める前に ぎゅっとして
同じものを食べて
同じものを見て
ぎゅっとして また眠りについて
思い出は 美化されるというけれど
こんな幸福な記憶のどこに
美化される猶予があるのか
いやなことは いやだという
やりたいことを やりたいという
いきたいところに いく
そんな彼が どうしようもなく すごいなと
本当に思った
こんなところで いつまでも
理想ばかりを うじうじ うだうだという
わたしとは大違いだ
子供は 欲しいと思わないけれど
こいつらと一緒に居れたら それで十分やな
なんて
どんなプロポーズよりも
しあわせなんじゃないかな なんて思ったけれど
当の本人にはもちろん
そんなつもりもなくて
わたしには そんな時間も
ないかもしれなくて
どうしようもなく 笑えて
どうしようもなく 泣けた
でもね
自分の大切なものを
そんな風に思ってくれて
そしてたまにご褒美かのように
それでも わたしがまずは
大事なんだと 伝えてくれて
だからこそ
生きたいと 思えたんです
お願いします
どうか
もう大丈夫だと 言ってください
なにも 背負わないで欲しいの
マッサージをされて
ああ あの子の方がうまかったな なんて
それで十分で
その先の
なにか 重たいものを
遺したくないの
だから どうか
死で2人を別れさせないでください
来世 なんてことばで
十分だ
だから 生かしていてほしい
降りかかるものを
どうしようもなく 呪った