タオイストにとって天(空)と時間は同じもの
一年の季節の移り変わりと陰陽に基づき、五行を活用し時間を計るシステムを考案
これを10個の天の幹(天干)と呼び、天における時間の変遷を表す
天の年は春に始まり、多くの文化行事は春を祝福している
春は成長であり、五行では木
春の終わりに植物は夏の暑さで焼かれ、五行は火
夏が終わると晩夏が訪れ、焼かれた物質は灰となり土に帰り、五行は土
土のミネラルが固まり秋が訪れ、五行は金
濃縮された金が液体化し、冬になり、五行は水
水が種を育み、成長の春が訪れる
太陽が東から昇り、天干のサイクルも東から始まり(陽・木(+Wood))、南、中央、西、北(陰・水(-Water))へと移動する
(P10)
地上では、旧暦の始まりは、まだ冬の2月頃に始まる
10の天干とは別に、12の地の枝(地支)がある
12の期限は、およそ12年で公転する木星由来
地支は一年の12か月と四季だけでなく、方角と時間も表し、12の動物の名前を冠し、12月の陰の水・冬のネズミ(Rat・-Water・12月)からスタートし、11月の陽の水・冬のイノシシ(Boar・-Water・11月)に終わる
各枝時間は24時間単位の2時間の枠を意味し、枠内の時間では動物の特徴が現れる(ネズミは夜行性で23時ー1時を支配)
一年は24時間間隔に分かれ、2月4日頃をスタートとし、北斗七星が東を指し、太陽が水瓶座15°に入る
天干は常に地上に舞い降り、地以上の力と相互作用を及ぼし、10の天干と12の地支が合わさり60のサイクルを生み出している
誕生日の数字が天干と地支に振り分け割れる
誕生日表の上段は天干で、日常生活で目に見えるものを表す(天のエネルギーは素早く、容易に私たちに降りてくる)
下段は地支で、「根」とも呼び、私たちの内的な深い領域に関わる(地のエネルギーはゆっくりと、複雑な様相で私たちへ立ち上ってくる)