体、心、霊を養うには栄養が必要だ。
生きているもの全てから栄養を得られるというのがタオイズムの考えだが、その前に栄養へのアクセスの方法を知らなくてはならない。内丹術(Internal Alchemy)が特にその鍵となる。
古代タオイストは、我々は不死の存在と信じていた。だが、過度の性行為、マイナス思考、物質面だけから生命力を養う方法に陥ることで、気が枯渇し、死から切り離せない存在となった。
人間の肉体の転換を通じ死を超越し不死である魂の存在になることがタオイズムの究極の目標だ。
我々という存在の3つの段階ー肉体、エネルギー体、霊体ーに対し働きかけることが大事だと古代タオイストは言う。
この3つの体は、それぞれ3つの力ー肉体は地(Earth)の陰の力、霊体は天(Heaven)の陽の力、エネルギー体は人間と自然が合わさった宇宙の力(陰陽和合)-に対応する。
人体に当てはめると、この力は三宝(San Bao)ー命の本質/性的エネルギー(Ching/Jing)、内なる呼吸(Chi)、霊・意識(Shen)ーと呼ばれる。
三宝は3つの丹田(Tan Tiens)ー下丹田(Yellow Court)は地(Ching)の力、中丹田(Cinnabar Field)は宇宙/人間/自然の気(Chi)の力、上丹田(Palace of Ni Wan)は天(Shen)の力))ーに対応する。
この三つを上り下りできる梯子を作り、意識的にスピリチュアルの世界へ上がり、クリエイティブな活動をするために物質世界へ下ることができる。
不死の肉体は内丹術を通じ開発され、生きている状態と死後の状態の架け橋となる。