もう日曜日、だいぶ涼しくなりました。
今週はまた子犬で具合のよくない子がいて
小さい子は症状がすぐ悪化するので
緊急で迎えに行きました。
肛門脱だと聞いていたけど、かなり具合よくない
子犬なのにほとんど動かない
腹部膨張がひどすぎ、息もつらそうで
脱水も酷く、すぐに点滴。
肩で息していて、かなりつらそうでした。
腸閉塞です。
腸を動かす点滴を始めて、何回か確認しても
腸はまったく動かない。
もう血液も酸素不足でドロドロ状態だから
このままでは苦しくなるばかりで
緊急で開腹手術をすることになりました。
もちろん、手術中に亡くなることも考えられると
言われ、すごく不安な手術でした。
同意書に名前を書くので、”樹里(ジュリ)”と
名付けました。クリクリの目をした男の子。
ICUの中で、奇跡みたいに一回だけ立ち上がった
樹里くん、頑張ってくれて、手術が終わり麻酔から目がさめて、息苦しさはなくなってお腹から呼吸できるようになって一安心。
原因は腸に詰まった、乾燥しきった糞便。
腸全体に溜まっていて、取り除くのが大変でした。水もほとんど飲んでなかったみたいで、極度の脱水と大腸が動かないことで、もう血液はドロドロになってました。
とりあえず腸はきれいになったので、今後は便秘にならぬよう、注意しながらの食事療法でと、
それまではしばらく点滴しながら入院と、ホッとして帰宅。
朝一で出て、帰宅した時は夜でした。
相方が育ちゃんのお世話もすべてやってくれて
助かりました。感謝します。
でも、、翌日 樹里は亡くなりました。
手術前には覚悟はしてたけど、手遅れだった。
樹里を迎えに行き、この子と居れた時間は
たったの半日。迎えの車の中で鼻が乾ききってて
こんなに酷い状態とわかっていたら、哺乳瓶に水をいれて飲ませてあげたら楽になってたのかなとか、手術しないで一晩中お腹をマッサージしてたら、便がでたかもと、、
今でも毎日毎日後悔してます。
樹里、助けられなくてごめんね。
身体はいつまでもやわらかく、幼い顔のまま
なんでもっと早く気がついてやらなかったと
業者を責めるしか私にはできません。
たった2ヶ月の短い命でした。
樹里は、我が家の子として荼毘に付しました。
その朝、空には虹がかかってた、、
樹里、安らかに、、今度はいっぱい一緒にいたい
私達が繁殖場から受取る子犬は
奇形、もしくはすべて重篤な症状の子達ばかり。
先日、ゆいまーるの代表さんも受取りした子犬が亡くなり、ひどく嘆いていました。
でも受け取らなければ、この子達はほとんどが放置されるのでしょう。
だけどすぐ医療処置すれば、重篤にならずに済む子達もいるのだから、業者ももう少しこの子達の様子を看てほしいのです。
ブリーダーとご自分で言ってる方々には、あまりにも素人が多すぎます。
コロナ対策をしている政治家と言われる方々も同様、多少の犠牲は仕方がない 等という命に対しての浅はかな考えは改めていただきたい!
今週はそんな怒りと悲しみの日々でした
kirinrescue1@gmail.com
🌸マコリンハウス🌸