今日は久々に少し温度が下がりましたね。

この数週間の暑さで
あちこちの繁殖屋で熱中症になり
犬達が亡くなっていると連絡が入ってます。
特に暑かった中部地方のワンコ達
どれだけつらかったか、、

そして虫の息で生き残っている子達の
保護依頼が来て、その子達は
西へ東へ保護されています。
(搬送に限界数があるのでけして全頭ではありません)

私達も今回関東の繁殖場のワンコ達を
関西の保護さんへと協力リレー搬送しました。
今回は猛暑の昼間を避けて
前日夕方から動き、午後9時過ぎに
ワンコ達を確保、それから翌日朝方迄の
遠距離搬送でした。
給水、排泄掃除してもらいながら
ワンコ達もがんばりました。

何故、関東の犬を関西へ
そして、西方面にいる犬達を東へ
それは各団体さんの受入可能犬種があるから。
預かりさんの預かり可能犬種も考慮しながら
それぞれの犬が住みやすい場所への移動です。

搬送、保護、、正直、疲れ切りました。
帰宅してからのキャリーの掃除、それが終わらなければ休めないしね、、笑
すべて、洗ったぞー)^o^(
でも、ワンコのさと ten で新たに購入した
キャリーは、たためない事がわかった、、(//∇//)

何故、こんなに頑張れるのか、、
それは繁殖屋にいる子達が
どんなつらい思いをしてるかを知ってるから。
冷暖房のない犬舎の金網の上で
毎日毎日、自由に歩くことすらできない
繁殖場の子達。
暑くなったり、寒すぎたりすると
私達は本当に心配で仕方がないです、、

「業者の子達を保護するのは、業者の手伝い」と言う方がいるそうですが、動物センターに収容されるワンコ達の半分以上は業者放棄ですからね。
何処から保護しても、同じことです。

酷い状態になる前に、交渉引き出し、保護する。
今の日本のペット業界からこの社会からも見放されたワンコ達を救うのは、この方法しかないです。

ワンコのさと ten の代表が頼みに頼みこみ
頭を下げて、今回救ったチワワ女の子
よかった、、出られて本当によかった
でも、胸両側が乳腺腫瘍だらけだそうです、怒

繁殖屋の犬舎に何故、冷暖房をつけないのか、、

それはもちろん、経費節減。
「あんなに高価な価格で売られてるのに?」
それは、すべてペットの競り市に問題があり、
ペット販売業者は
あんな高価な価格をこの子達につけながら、
競り市では五万以下で、いやもっと低価格で子犬を買い取っているのです。

だから繁殖業者達は、けして犬にはお金をかけない、どんなに暑くても我慢させる。
そんな過酷な環境の中で
親犬達はボロボロになりながら
出産、育児をさせられている。
オス犬はたった一頭で数十匹のメス犬と
交配し続けられ、理性を失い
犬との関わりは交配しか考えられない生活に
慣らされています。
それは、すべてペット競り市に問題があるから。
箱に詰められた子犬達
温度管理をしながら、衛生にも気配りしてる
優良ブリーダーは、競り市は通さず
飼い主希望さんに直接犬舎に来てもらい
親犬にも合わせて、犬種の性格も説明しながら
販売してます。
でも、そんな業者は今はごく一部。

ペット販売業者の中には
犬の飼い方も知らない一般人に
子犬の繁殖を依頼して、競り市を通さず流通。
子犬なのに、寄生虫がウジョウジョ
先天性疾患の子達も症状が出ないうちに販売。
後に疾患が出て連絡すれば、交換すると、、

まともに生後8週齢で競り市に出しても
大きすぎる、と蹴られ
それを知ってる繁殖屋は誕生日を改ざんする。

もぅ、どうしようもない日本のペット業界。
ペット競り市の根本を変えない限り
しわ寄せは、みんな繁殖犬が背負うのです。

だから、だから、頑張りたい。
繁殖場の動物達がどんなに苦しんでいるかを
社会にもっと理解していただきたい。
毎日がそんな思いです。

ア、、これも洗わねば、、笑


過酷なボランティアですが、日々がんばりたい
搬送費、医療費の
応援をいただければ助かります!


ワンコのさと  ten  マコリンハウス
macorin.house@gmail.com