中学校であった講演会「思春期の子供を考える」で、
最後に紹介された絵本です。
すっごく心に響きました。泣けます。
インドのお話。
水汲みの男の肩にかかった棒の両端に、ぶら下がった2つの壷。
一方は完璧な壷でしっかりと水を貯めこぼすことなく運べます。
もう一方の壷は、ひび割れていて、運ぶ途中に水はこぼれ、
半分しか運ぶことができません。
ひび割れの壷は思うのです。
こんな自分じゃ持って生まれた使命も果たすことができない。
お役に立つことも出来ていないと、
自分を否定し、情けなく思います。
壷は、水汲みの男に、その気持ちを打ち明けました。
そうすると、返ってきた言葉は……?
誰もがひび割れを持っています。
それを否定したり、情けなく思ったり、卑下したり…、
でもそのひび割れこそがその人にとっての素晴らしい能力。
欠点ではなく、
それこそが、誰かを幸せにできる、才能。
母は往々にして、子供の欠点、悪いと思うことに
目が行きやすいと思うのです。
私もそうして、
ここが悪い、ここが出来てない、もっとこうしなさいって、
彼に注意することばかり。
でも最近、
周りから子供を褒めてくれる言葉を次々にもらったんです。
他の子のめんどうをみてくれる、
一泊研修のスタンツでは、一番面白かった!
弁論の発表では藤川くんがすごくよかったって子供が言ってたよ
などなど…
なんだか、半分うれしくて、半分は、情けなくなりましたね。
いいとこいっぱいあるのに、
私、ぜんぜん見れてないやんって。
きっと一番わかってほしい人に、
わかってもらえてなかったんよね。
誰だって、認められずダメだしばっかりくらって、
いいとこあっても褒めてももらえないんじゃ、
いい気持ちはしないよね。
思春期はとくに、
身体の変化、環境の変化、気持ちの変化、
たくさんの内なる不安や戸惑い、ストレス、
学校では集団生活の中で頑張って、気を遣って…
そりゃ、家でイライラしたり、不機嫌になったりするよね。
家でも気を遣ってたんじゃ、
もう出すところもなくなって、
溜め込まなきゃいけないなんて、苦しいよね。
そう思うと、家では安心できてんだなって、
見守ってあげようって、そう思いました。
親に出来ることは、
そのひび割れを、欠点だと直そうとするのではなく、
そのひび割れが素晴らしい能力だと気づけるように、
そして、それを活かせるように、
信頼すること、見守ること、認めること、
そしてそれを伝えること…。
講演会で、「あなたの子育てのゴールはなんですか?」
という質問がありました。
自立できることとか、
暖かい家庭を持ちたいと思ってくれることとか、
人に迷惑をかけないとか、
いろいろな意見がありました。
私が思う子育てのゴールは…
「生まれてきてよかった」と、
そう思ってくれることかな。
持って生まれた能力を、
最大限に活かし、輝いて、充実した人生にしてほしい。
その中で、
言葉に出さなくていいから、
生まれてきてよかったと、心の中で思ってもらえたら…。
いつもは自分からあまり話さないのに、
今日はいろんなこと、話してくれました。
親の意識は、子供にはすぐに伝わるんですよね
