自愛と自傷
自分を愛する行為と
自分を傷つける行為
正反対のように思えて
実は深く繋がっている
自傷行為をする人は
自己肯定感が低く
自分を嫌っているように
傍目では見えるだろう
また自身でも公言する人も多い
しかし自傷行為に走るのには
衝動的にせよ自虐的にせよ
いまの自分を受け入れられず
理想の自分とかけ離れていると
そう思い込んでいるからこそ
自分自身を許せなくて
やり場のない状況や感情から
目を逸らしたくなるのかもしれない
そこには自分を愛したいと
心の底では想っている自分がいて
自分を愛する行為が歪んだ形で
自傷へと誘われるときもあると思う
人は自分以外の誰かに愛されたいと願い
行き過ぎると相手軸に偏ってしまい
すべて相手に合わせたくなるときがある
自分の心と体なのに
相手の一挙手一投足に振り回されて
相手が変わる度に軸がぶれてしまうと
相手に愛されない自分は駄目だと
自分には価値がないと思い込む
そして自傷行為に及ぶこともある
大切なのは自分は自分を愛している
どんなに周りの状況や環境が
自分を悩ませようとも苦しめようとも
生きているのも辛くなって
自傷行為が頭に浮かんだときには
「それは自分を愛しているから」
悩みや問題と自分への愛は別物
自傷は自愛の歪んだ愛情表現
「自愛」と「自傷」の違いは
「認めるか」「認めないか」
それだけのような気がする
どうぞご自愛なさいますように
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202106180900初稿 もの想い
202106272000投稿
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