僕等がいた (2012年前編・後編)
ストーリー
クラスメイトの結婚式で故郷釧路に帰った高橋七美(吉高由里子)は、
廃校となる母校の屋上にひとり立っていた。
目を閉じると、あの頃のまぶしい記憶が浮かび上がってくる……。
高2の新学期、七美は矢野元晴(生田斗真)とこの屋上で出会った。
クラスの女子のほとんどが好きになる人気者だが、
時折さびしげな表情を浮かべる矢野に七美もいつしか惹かれていく。
その表情の原因が事故で死んだ年上の恋人・奈々との過去だと
矢野の親友・竹内(高岡蒼佑)から聞き、思い悩む七美だったが
矢野への想いがおさえきれなくなり、生まれて初めての告白をする。
一途な想いを貫く七美に対し、矢野は少しずつだが心を開いていく。
しかし奈々の幻影と、矢野に想いを寄せる奈々の妹・有里(本仮屋ユイカ)
の存在が、ふたりの間に立ちふさがる。
互いに想いをぶつけ合い傷つきながらも、ついに未来を誓い合うふたり。
だが、幸せな日々もつかの間、矢野は東京へ転校することになり、
更なる試練が襲いかかる……。
6年後の東京。大学を卒業し出版社に勤め、忙しい日々を送る七美。
なぜか七美のそばには、七美を見守り続けてきた竹内の姿があった。
ある日のこと、七美は出版社の同僚で、矢野の転校先の同級生だった
千見寺(比嘉愛未)から矢野を目撃したと聞かされる。
空白の6年の間に矢野に何が起こったのか。
なぜ七美の前から姿を消したのか。
矢野への想いと竹内の愛情のあいだで七美は揺れる。
そして、迷いながらも七美はある決心をするのだった……。
感想
さて映画『僕等がいた』前編に続き、後編を観てきました。
原作は漫画だということなのですが原作は読んだことないので
原作との比較はできないのですが、映画として観た感想は、
十代から二十代前半向けの青春映画という印象で
ストーリー的には真新しいことも特になく付き合い始めの
カップルが観るには最適な映画かなって感じでした。
前編と後編をわざわざ分ける必要があったかと言えば
特に分ける必要性はあまりないように思いました。
脚本をもっと凝縮して長くても1本の映画にしちゃっても
良かったのかなぁ…と個人的には思いました。
印象に残った台詞は「私は荷物をこの先も自分で抱えてゆくよ」
という感じの台詞で、あと作品全体として特に印象に残ったのは
本仮屋ユイカさんの演技力が凄いということ。
他の演者はさすがに高校生役は年齢的にキツかったけれど、
彼女は高校生と二十代半ばの使い分けや様々な表情を
違和感なく自然に演じていたように思えました。
今後も彼女の出る映画やドラマなどから目が離せないです。
映画の内容上、大半のお客さんが若いカップルや
女子高生たちだったので、映画鑑賞マナーがよろしくなく
上映が始まってもおしゃべりや携帯のバイブ音などで
映画鑑賞するのには気が散るような環境だったので
イマイチ入り込めなかったのが残念です^^;
漫画や小説が原作の映画を観ると
大抵は原作も読みたくなるのですが、
この映画はそうはならなかったので個人的には
あまりオススメできない映画だったと思います。
ミスチルの曲を大音量で聴けたので
まぁ良かったですが…。
そう言えば東京で矢野が歩いてた線路沿いは
西武新宿線の沼袋駅~新井薬師駅の間で
うちの実家の近所だったので懐かしかったです^^
macoto