休日の過ごし方といえば、私の場合、ほとんど引きこもり状態でした。

何度も書いてますが、ミュンヘンの日曜日はレストラン関係以外はクローズの状態です。

そのため、外出してもショッピングなどが出来ません。しかも単身赴任のため、休日に家族で過ごすと言う事も出来ません。

そうなると出不精の私としては、家にこもってDVDやネット上の動画を観ると言う事になってしまいます。

しかし、それではやっぱり不健康である事と太ってしまうということで、一念発起して散歩する事にしました。

最初はアパートの周辺を歩くかとも思ったのですが、どうせなら今まで歩いた事がないところと途中で引き返すことが出来ないように一方的にアパートからはなれる方向へと歩いてみました。

まずは我が家からEnglischer Gartenまで歩いてみる事にしました。小さい公園を2カ所通り抜け、そして目的地のEnglischer Gartenへと到着し、Isar川にそって南下してみました。

これっていうすばらしい風景を観る事無く、撮影ポイントも無く、黙々と歩くだけです。しかしジョギングや散歩をしているドイツ人って結構多いんですよね。

他にすることが無いのかな?って思いましたが、自分もその中のひとりだから仕方ないですよね。

彼らはジョギングが趣味なのでしょうから。

結局のところ一時間以上歩き、歩数も一万歩を超えていました。歩幅500mmとすると5kmぐらいしか歩いていない事になります。

歩きついた場所は、Englischer gartenのChinesischer Turmというところです。中国風の塔が建っている場所です。参考までにこんな ところです。ちなみにEnglischer gartenはこんな ところです。

ここを目指した理由は、レストランや小さな屋台みたいなものがあって、ビールが飲めるからですw

何のために歩いたんだか…。

しかし、偶然にも会社の同僚家族と遭遇し、しばらく談笑しました。外にでると思いがけない事があるんですね。

結局その同僚家族と一緒に行動してしまいました。

仮にその同僚と出会わなければ、たぶんビールを飲むか、もうちょっと我慢して一休憩後にマリエンプラッツを目指して再度散歩の続きをしていたと思います。

そうするとそこにはUバーンが走っているため、それに乗って自分のアパートまで帰れますので。

そうそう、帰るときに最寄りの駅で降りて、バス停で待っているときに盲目の方が同じバス停にやってきました。

で、ドイツ語で話しかけられるんですね。当たり前ですが。しかし申し訳ないけどドイツ語は分からないので英語で話してもらうと、トラムに乗りたいと言われました。そして16番のトラムに乗りたいと。行き先は○○って言われました。

そのトラムの停留所というのが中央分離帯の部分にあり、道路を横切らなければなりません。

そこはやっぱりエスコートしてとラムの停留所まで連れて行ってあげないといけないですよね。

しかし交通量がそのときに限って多いんですよ。私ひとりなら間隙を縫って走れば良いんですが、そうもいかず車が少なくなるのを待っていると、その人が乗るであろうとラムがやってきました。

実際のところ私の方が焦ってしまいましたが、なんとかトラムが停止すると同時に車の通りが無くなり、その人をトラムの場所まで連れて行く事が出来ました。

再度○○行きか?って聞かれたので、YESと答えていると、ちょうどそのトラムに乗る人が近づいてきて、その人に話しかけてトラムの中まで誘導してくれました。ちゃんと座席まで案内してくれている事を確認して、私は自分のバス停へと戻りました。

ここで思ったのは、やっぱりドイツ語が必要だなって、英語ももっと達者に話せたらなって。そうしたらもうちょっとコミュニケーションが取れて、その人を安心させてとラムの停留所まで案内することが出来たんだろうなって感じてしまいました。

でも、ちゃんとトラムに乗せることが出来たので今回はよしとしましょう。

散歩のつもりでアパートを出たのですが、おもったよりいろいろな出来事があったように思えます。

来週も雨が降っていなかったらまた、散歩してみようかなって思います。今度は少しコースを変えてみます。

まあ、目的地は一緒だと思いますがw