RAIDも可能な外付けHDケース「TERA Macx」 | Mac mini でリビングPC

RAIDも可能な外付けHDケース「TERA Macx」

TERA Macx パソコンを自作する人、あるいは、HDDくらいなら自分で交換できるよ…という人なら、古いHDDが余っている方も多いだろう。そんな方に重宝されるのが“外付けタイプのハードディスクケース”。筆者もいくつか持っている。

Mac mini と重ねて使えるタイプのHDDケースにはいくつかあり、こちらでまとめて紹介 しているが、今回はHDDを複数台内蔵できるタイプのものを紹介したい。複数台内蔵できるタイプの外付けHDDケースにもいろいろあると思うが、今回筆者が購入したのはセンチュリーの「ドライブドア TERA Macx (EX35FW-8-4)」という製品だ。

TERA Macx は 3.5インチハードディスク4台を収納可能なコンパクト・タワーケースで、Mac / Windows に対応、FireWire400 または 800 での接続が可能となっている。また、付属の変換アダプタを使用する事でシリアルATA HDD を内蔵することができるのも特長の1つだ。

TERA Macx はグッドデザイン賞を受賞しており、白を基調としたシンプルなデザインが気に入ったところの1つでもある。HDD の冷却には8cmの静音ファンが背部に設置され、前面および前方両脇から空気を取り入れる仕組みとなっている。ファンが青色に光るようになっているが、正直余計なお世話だが、ファンの騒音レベルは低く、むしろ搭載したHDDの方がうるさく感じるほどである。

筆者は余っていたHDD4台(いずれも Seagate Barracuda 7200.7)を有効利用するためにこれを購入したのだが、取り付けは(IDEケーブルの取り回しに少し苦労したものの)わりと簡単であった。もちろん、接続も FireWire ケーブルを繋ぐだけでOKで、あっさり認識された。

Inside TERA Macx

注意点としては、IDEケーブルが短いので、ケーブルをケースに固定しているバンドを切って作業した方がいいのと、HDD の Master / Slave 設定を間違えないこと。Cable Select では認識されないので注意が必要だ。

TERA Macx icons

TERA Macx は Mac での利用時、Mac OS X の機能でソフトウェア RAID を構築することも可能なのだが、筆者はこれを Windows XP の方で主に使用するため、今回 RAID は試していない。Windows で RAID が使えないのが残念なところである。RAID ではないが、Century 提供のユーティリティーを使えばコンバインモードが Mac / WIndows 両方で利用可能となっている。しかし、可用性が下がるので筆者はこれを使う気はない。

また、Mac mini で使用する場合は、FireWire 400 でしか接続できないのも残念なところである。HDDの性能をフルに発揮できるように FireWire 800 で接続できればと思った。

価格が2万円程度と比較的安価なので、余ったハードディスクを複数所持している人にはおすすめの製品である。

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