一年ぶりのブログ記事です、前も映画の感想でした

最近はX(旧Twitter)で気軽に映画の感想を書くのがはばかられるご時世なのでこちらにガンガンにネタバレと本音トークで書こうと思います

もし『そういったのはイヤ』なかたはご遠慮くださいませ


今年は映画館で観たの三本だけです、表題のように夏に『君たちはどう生きるか』と『インディジョーンズ 運命のダイヤル』、そしてこの前の日曜日に『ゴジラ-1.0』


鮮度的にゴジラから、

山崎監督の作品は『3丁目の夕日』シリーズがまあまあ好きで他はそれほど…ぐらいの立ち位置なんで今回のゴジラも興味はあるものの映画館に行くつもりはなかったのです、そしたらXでの(私がフォローしてる人の)評判があまりに良いので『観てみよ!』となったのでした


戦後すぐの時代設定とは聞いていたので『人はどうやってゴジラと戦うのか』という興味がありましたが、米国も日本政府も参戦しない…という…????(米国はまだしも、政府が直接動かないのはおかしいだろ!?)

民間でやる(と言っても政府協力の元)となり、旧軍人主体で作戦を練り、戦艦や装備を運用しゴジラ殲滅に動く…これは面白いなと。米国主体だと物語としての盛り上がりにかけるし、政府主体だとシンゴジラっぽくなるから?そのへんよく考えているなと。


ゴジラ殲滅作戦自体もわかりやすいし『科学者が画期的な武器や作戦を考えて自衛隊なり組織が実行する』というゴジラフォーマット?もしっかりと受け継いでるし。


他の方も良く感想に書いていますが、人間ドラマがここまで深く描写されてるのはシリーズでも少ないのではないか?(私はゴジラフリークではないので自信はありませんが)

主人公が臆病さや後ろめたさを持っているキャラクターなのも良いし、恋愛要素もさりげなくあって良いし、主人公含めてのチーム描写も自然で…やっぱり脚本かなり良かったです


個人的にけっこう気になるマイナス面としてはゴジラのデザインが…アメリカ版ゴジラに近いような気がしたんですけど、そうでもない?

シンゴジラのデザインがけっこうハマってたので、そしてアメリカ版のがマッチョでイケメン過ぎるなと感じてたんでちょっと…完全に好みの話です


あと、つっこみどころとして、2年放置されてた戦闘機を、しかもその機種をたぶん初めて触る整備員がたった3人で改造までするって…いつゴジラが来るかわからない状態で『この人の整備じゃないと』という私情で整備を始めないとかもありえないですよね…まずはあの戦闘機を開発整備した関係者を探す、探す間にもできる整備は進めとくのが普通ですよね、そして人数的には10人は欲しいんじゃないかな?とにかく早く準備しないとなんだから!!!


ヒロインが生きてた…はまあいいですかね、ありえない状況だけど、ナウシカも王蟲に轢き殺されて当然からの奇跡の復活したし(^◇^;)


特撮的には山崎監督自ら毎回指揮をとってるようですが中々良かったですよね、ハリウッド作品に比べてどうしてもCG感が強いのは、予算的にしかたないところかな、それでも充分満足できるレベルでした。

戦闘機はこの映画のためにフルサイズのレプリカを作ったそうです、気合いがすごい!

(予算的に大変(ウン千万円)だけど後で売却なり活用できるからOKだったのか?)

ゴジラの背びれが上下するのは今作初めて?なんかロボットチックでチープな気はした。最後の作戦でゴジラの放射線が人間にまったく当たらないのはちょっとご都合主義(一人も作戦で殺さない)を感じてしまった、シンゴジラの作戦中はバンバン人間側がやられてたから、そこも差別化なのかなとか。


でもトータルでは満足感高かったです、100点満点で85点!!

次の日本版ゴジラはどの監督に白羽の矢が?!

ハードルさらに爆上がりやで!

ゴジラVS○○復活か?!


さて次はジブリ作品です、宮崎駿監督10年ぶりの新作ですよ!!

『君たちはどう生きるか』まずタイトルが良くない!!!!!

説教くさいし(作品は別に説教くさくないと思う)、そこまで意味ないし(と個人的に思う)…

劇中にそのタイトルの本が出てきますが何も中身には触れません(私は読んでないし、読む気もないです)どう捉えたらいいのか、映画を見る前に読むのが正解?見終わってからでも読むほうが良い?

タイトルにして劇中にも出すんならそこのとこ少しでも本編で触れるべきなのでは?と思った

後で書きますが、映画は基本的にそれ単体で楽しむもので考察として本がどう関わるとかは別の話だと思います


肝心のストーリーですが、正直主人公に感情移入できなかったので没入しづらい…母を亡くしツライ境遇ではあるけどまあお金持ちのボンボンで疎開先でイジメに遭うもそこまで追い詰められたりではなく…継母(実の母の妹か姉)を受け入れられないのはわかる、わかるけども…だから?となってしまう


死後の世界なのか異世界なのか、とにかく不思議な世界での冒険というか珍道中というか、そのあたりの描写が楽しめるかが分かれ道な気がするのですが、私は楽しめなかった、わけわからないままずっとビックリ箱をドンドン開けてる感じだった。いつまでこのビックリ箱続くの…


そしてこの世に戻って…継母と上手くやってけそう…おわり…


は?!

という感じでした


比べたら『風立ちぬ』は観終わった後に何かあった…今回は何も残らなかった…というのが正直な感想です


いろいろ考察して解説したりしてる人もたくさんおられますが、個人的にはそうじゃなく、映画から何を感じるのかが全てだと思う、調べたりいろいろするのはおまけであって、それは映画本筋とは別物だと思ってます、面白いからさらに裏側を知りたくなるのであって、考察したり調べたりしないと伝わらないとしたらそれはやっぱり映画として足りてないのではと


観てから、他の人の感想を見たりしました、『映画監督も歳をとり変わる、撮りたい物も変わる、エネルギッシュだった若い頃に作った物と同じような作品を期待するのが無理な話である』というのを見て、『そりゃそうだ』となりました


宮崎監督、今回は『もう映画作らない宣言』じゃなくて『また作る宣言』してるそうです

それでも最後に言いたい、『血湧き肉躍るマンガ映画をもう一度観たいんだ!』

100点満点で30点…


最後にインディジョーンズシリーズ最新作で最終作らしい運命のダイヤル、

ルーカスもスピルバーグもほとんどタッチしてないと思われます、それが影響あるのか、ないのか、わかりませんが…

前作クリスタルスカルでもツライとこありましたが、その延長戦って感じでした、インディおじいちゃんのアクションが楽しめない、そして前作では宇宙人出してきちゃダメよ…からの今作はタイムマシン・タイムスリップ出してきちゃダメよ…でした、引っかかる人って私だけなのかな?

昔から言われる、『続編はハズレが多い』、インディジョーンズに関しては個人的に三作品は充分楽しめたんですが…そういえば『Rocky』も3までだったかな

100点満点中50点


以上です〜

マイナスなこともたくさん書きましたが、エンタメなんで好き嫌いあって当たり前だし、笑って許してください!!

それでは〜