7種の合気上げモドキ技
昨今、ネット情報の乱立で合気という言葉が摩訶不思議な魔法の様な力の様に流布され、それを行なおうとしたが、全く出来無い者がアレコレ考えて、中には全否する者、何とか自分の浅い知識で説明しようとする者、自分の出来る力のみで説明しないと我慢出来無い者等がアレコレ出してます。
合気系武道と呼ばれる、日本の古武道に類するモノや、近代武道の合気会の合気道を標榜するモノ、関節技主体の日本的な道着を着て行うモノ、が我々も長年?格闘技を行っているのだから出来ない訳が無いとか、我々の方が長年経験しているとか、どう見ても俺の方が強いだろうからそんな摩訶不思議な事で出来るわけないとか、で自己の浅領な知識だけで解決したがるものです。一面取ればそれもあながち過ちとも言えませんが、先ずは何か新しい事や未知の世界の場合は白紙の気持ちが無ければ到達に時間がかかるでしょう。
この辺り迄読んで、門外漢、脳味噌筋肉タイプ、俺が俺がの方々は、理屈ばかりこねていると解釈されるかもしれません。
ネットに出ている合気は否定するが、技術論も好きで無く神懸かりになるほどの努力稽古の上にしか無いと、合気に関して夢を持たれるのも個人の自由です。
仮面ライダーに、出て来た人間モドキは人間では有りません、似てますけど^_^、合気上げモドキも合気上げではありませんが柔術を学ぶ上では知っておきましょう!
合気上げの形は、受取両方正座の形から受け手が利用手首を制する形から稽古が開始されます。そしてその捕縛された状態の両手を、あたかも朝顔の花が咲く様に肘から先を立てる形で持ち上げると言う状態を取ります。
初級では兎に角抑えられた手を上からの力に反して持ち上げる事を目指します。この時に必要なのは抑えられた力に直接抵抗せずに流したり外したりすること。出来る限り上腕二頭筋などの屈筋を使わない事。力を外すだけで無く相手に適度に何がしかを伝えて腰を伸ばせるとか、腰が浮くとかの効果を出す事です。
正式な合気上げはこの様な要素を含みます。目指す所は全く無駄な力無く、相手が刺激により勝手に浮き上がる事でしょう、最終目的はそこに置き、くまなく努力は必要です。ただし、私が教わった合気は神がかりでも無く、特殊な能力者だけが出来るのでも無く、正しく体作りを行い、健康にも通じ、その人の潜在能力を出来るだけ高め、相手の弱い部分をしっかりと攻める、歴然たる技術技です。効果の差はあれども誰でもがそれぞれのレベルで効果を出せるのが正しく理合と呼べるものです。
エセ合気1.上から抑えられた力を梃子の原理で順繰りに外しながら腕を上げる、これは合気ではありませんが、手を動かしていく順序などはしっかりと身に付ける必要は有ります、特にこの段階で屈筋を使わなくても動かせる自信をつける事でしょう。
合気上げモドキ2.さらに上から押さえている力に直接ぶつけない為に、膝の上をレールに見立てて肘を膝の方向、前に滑らしながら1の様な梃子の原理で肘を、支点に手先を指先を上げて持ち上げる事。これは1よりは支点がずれながら行われるので、相手が抵抗しようとした時に押さえる力や方向がずれる為に、少し抵抗し難くなります。ただ技術的には1の応用と言うか同範囲の関節技です。
合気上げモドキ3.
上から抑える力が強い時に、手先は指先を少し上向きに構えておき、それ以上全く腕の筋肉は使わず、膝や下半身の力で真っ直ぐ上に立ち上がる。この下半身の力を使う事で、遠くからの力と、腕を動かさない力で相手の抵抗をさせ難くする、上手く相手が手先より腕側に乗って来れば、そこに合わせて更に指先を自分に向ければ相手が梃子の原理により乗っかってきて、腰が伸びたり上に持ち上げられた形になる。これはあくまでも腰や下半身の様々な力を利用して上方向に相手を持ち上げる感じになる。柔術技の一つ。
上記の1〜3に肘を横に逃したり、曲げ込んだりする技法はあくまでも応用範囲の技術でしょう。ここまではシッカリと押さえ付けられた形での対処法の一部です。
合気上げモドキ4.
ここからは相手に充分押さえさせる前に行う、合気上げモドキです。
考え方は他の流派や合気系と称する会派が多様する柔術とも言えない、関節技の亜流でも有り、相手に充分にさせない先の先が可能なら現実にも出来ます。
手首を取りに来た所を予想に反してずらせて持たせた瞬間にかける技。持たれると、思った瞬間に軽く伸ばして手首より肘側にズラして持たせる。と、あいてが錯覚して押さえたつもりに成るのと、関節をズラして持たせると簡単に肘から先のテクニックでも相手を動かせたりします。
持たれたら直ぐに相手に寄ったりして崩し技をかけます。
合気上げモドキ5.
立会の方がやり易いが、4と真逆に手を引くと言うか、誘導して取りにこさせる、本来は先の先で相手を読み持たせる、合気道の植芝盛平師が多用されていた技術の一つ、引いて取られた瞬間に肘の力を抜き相手の腕と一体化、もしくは一直線になる様に持たせて、直ぐに崩しに入る技。
合気上げモドキ6.
これは4の同根の技術でどちらかと言えば大東流を称する会派によく見られる手法です。手首を持たれた瞬間に指を出来る限り大きく強く開く技法です。一部の大東流ではこれこそが合気だと宣伝されていたりします。この技術もタイミングとか持たせる位置により更に崩しを大きくしたりが可能です。更に効果を上げるには指を開いた直後か瞬間に肘から先を立ててあたかも相手が浮いた様に導く事です。
合気上げモドキ7.
6の対称とも言える、持たれた瞬間に力を抜く事です。これも腕の芯には力を残してら、出来る限り力まない腕を作り、更に持たれれば直ぐに肘から先を立てて技を施す事です。
この7種の関節技の延長の柔術技も技法を知り、それなりにタイミングなどを研究して使える様に成るのは大東流を使いこなす上で必要な部分的要素だと思われます。
おおむね上記の7種の応用内で、ネットや一部で称する合気は可能になると考えます。
ただし私が習って来た合気は上記の技術と似た所もありますが根本原理を考えないと、似て非たる柔術止まりの技術でしょう。
反する様ですが、合気上げモドキはそれなりに習得してかけることが可能に成っておかれるのは必要条件の一部でしょう!
見た目の派手な事は無いのですが、しっかり押さえておかないと、様々な技で使うことも有る事柄です。