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なんで移住先にニュージーランドを選んだか?書いておこうと思います。
だって、通り過ぎるとすぐに忘れる質なんですよ。良い事も、悪い事も。
それにしても、長い話になるから、テーマ別に分けましょうかね。

1)指輪物語
さて、まだ若かりしころ、ロードオブザリングってすごい映画らしい、原作は指輪物語として翻訳されているらしい、俳優さんもめちゃかっこいいし、風景が素晴らしい!と幼馴染みからお勧めされた事を覚えている。
当時はファンタジーよりももう少し重たい、リアルなテーマを好んでいて、ファンタジーは読む予定だけど今はまだね~と思っていた。

さて、結婚して子ども達が産まれると、いよいよファンタジーの世界が大切になってきて、ハリーポッターやゲド戦記、ナルニア国、リンの谷のローワンと、次々と手を出して読み漁り、ようやく指輪物語にたどり着く。何が先だったか?はもう定かではないけれど。

物語は、底の浅い世界観で書かれていると、子ども達も一度読めばもう二度目は要求してこない。我が家では保育園時代から寝る前の読み聞かせタイムを欠かさないできたので実にシビアに反応される。
で、指輪物語全六巻(正しくは三部作をそれぞれ上・下巻)を読み聞かせ始めると、六巻読み終えたところで、もう一度始めから、と、結局三回は読み聞かせることに。場面や章で要求された回数は数え切れず。

さらっと書いたけど、これは結構大変だった!音読すると一章は軽く一時間超、どうかすると二時間近くなる。9才と7才の集中力はあなどれない。章の途中でやめて寝られる時と、そうでない時があるのは本好きならお分かりかと。
でも本当のところ、子ども達以上に私自身が魅了されてしまい、子ども達が寝た後にこっそり起き出して続きを読む事もしばしば。
こうして、瀬田貞二訳世界にどっぷり入り込んでから、初めてピータージャクソン監督の映画をDVDで見始めた。
ファンには大切なエピソードの省略も、映画だからねー、しょうがないとぼやきつつ、映像の美しさ、登場人物のカッコ良さ、迫力に、娘達と三人で、もはや完全に虜状態。ブック◯フを巡って特別版(special extended DVD edition)を探し出し、makingも余さず見尽くす子ども達。当然字幕で観るので英語やらエルフ語やらを勝手に覚える二人。
上娘は、俳優さんに興味を持ち、自分で俳優さんノートを作る。私は瀬田訳にあった詩の朗読は、原書ではどんな響きなのか聞きたくて、BBC radio diorama のthe load of the Rings を購入。

こうして、指輪物語にすっかりはまっていく三人…