シーの新しい構想にトキメキが見出せない、
まきてぃです。こんにちは。
シーなら他に導入できるものあっただろうに…。
夢と魔法が侵食してきています。
さて。
この手の発表があると必ず誰か言い出す「海外パークより安い」発言。
前々から物申したかったので、今回は物申させていただきます

[基礎知識]価格について。
円安に傾いている本日時点、1USD=110円換算です。
1Dayの入園料はこちら↓(DLRはピークとレギュラー)
TDR:7,400円
DLR:135USD(14,850円)、117USD(12,870円)
約2倍 or 約1,7倍です。
3Dayの入園料はこちら↓(TDRは3Dayマジックスペシャル、DLRは3Dayホッパー価格)
TDR:19,400円
DLR:330USD(36,300円)
約1.8倍
年間パスポートはこちら↓(DLRは単パスないのでTDRを共通とします)
TDR共通:89,000円
DLR Signature:999USD(109,890円)
ぐっと差が縮み約1.2倍
たしかに価格だけ見たら高いです。
でもそれは、単純比較。
参考までに、パーク内のスプリングウォーターのペットボトル
TDR:200円
DLR:約3USD(330円)
そもそも1.5倍。
ではまず営業時間。
アメリカのパークと日本のパークでは、営業時間が異なります。
アナハイムでも9:00-21:00などのショート営業もありますが、日本だって、最近は8:00-18:00(19:00-23:00貸切営業あり)も増えているので、ここは同等。
2018/6/19の時間を比較してみます。(DLRはレギュラー料金)
TDL→8:00-22:00
TDS→8:00-22:00
DL→8:00-24:00
DCA→9:00-23:00
DLRはextra magic hourや magic morning(宿泊者やホッパー利用者向け優先入場)で、実際は7:00オープンだったりもするので、料金が5,400円高いものの、3時間長く滞在できます。
※余談ですが、WDWで7:00-27:00(7:00-8:00,25:00-27:00は直営ホテル宿泊者向け)を経験して驚きました
日本の場合、22:00以降の勤務に手当をつけなくてはいけないので、仮に同じ時間運営しようと考えたら、入園料への転嫁は免れない。
それこそお望みの、海外パーク入園料と同等になる事でしょう。
アトラクションの数だって異なります。
TDL:37
TDS:28
DL:48
DCA:30
ショーの数も違います。
こちらはピーク料金の2018/6/16で比較してみます。
TDL:1(もうすぐ2、ショーレストラン含まず)
TDS:2(もうすぐ3、ショーレストラン含まず)
DL:4( Fantasmic!は含まず)
DCA:6(Red Car Trolley やDJ’s Dance’n Driveとかも含みます)
アトモスの数も違います。
TDL:10
TDS:5
DL:13(時間掲載がある数)
DCA:6(時間掲載がある数)
キャストの時給も異なります。
先日アナハイムの募集を見かけましたが、$15でした。(日本より単純計算で約1.6倍)
これらを総合して、
「いやー、全体的に見てもやっぱり海外パークより安いから日本だってもっと高くていいよー。」
は、わかるんです。
でも総合的にみたり絶対してないでしょ?
単純比較は、モヤモヤしません?
「いやいや!そうかもしれないけど、入園料あげることで混雑緩和されるならいいんだよ!」
と言われる方もいるかもしれません。
あれあれ?
「沢山行ってるからアトラクションとか飽きちゃった」とか言ってなかった?
「パレードも新しいのやってほしい!」とか言ってなかった?
キャッスルショー、観たくない?
値上げ→混雑緩和される(かもしれない)→入園料と商品フードの売り上げ落ちる→投資できる額が下がる→年パス値上げする→商品やフードはますます値上がりする→でも新しいアトラクションやショーなどの投資がされない→パークの魅力が下がる
…本当に行きたいですか?
グッズも年々高くなり(売れないから単価への跳ね返りは仕方ないかもしれないけど)、入園料も上がり、パレードは焼き直しばかりになっていて、「昔は入園料もっと安くて毎年新しいパレードやりながら設備投資もしてたよね?今はどこにお金流れてるの?」って思うわけですよ。
好きなんです。好きだからこそ、なんで?って思って考えちゃうんです。
わかって欲しいこの気持ち…

とにかく

「海外パークより安い」発言は、入園料を上げるいい口実になっちゃうだけなので、単純比較はしないでほしいと思う今日この頃です。。。