≪恋のメンタルコーチ≫ひろゆきです。
これまでありがたいことに多くの方にコーチングさせていただきました。
今日はその中でも印象に残っている話をしたいと思います。
コーチングを始めて三ヶ月ぐらいの時です。
ある女性で、更年期障害と鬱を併発していて、
10年近く睡眠薬を含めいろんな薬を飲んでいる方がいました。
病院からは、これ以上強い薬は出せないと言われるような強い薬を飲んでいても症状は良くなるどころか、悪くなる一方でした。
その女性と電話で話したのですが、その内容は、どれだけ今辛いのかという話でした。
その時の僕に出来ることは 徹底的に話を聞くことだけでした。
その日は時間にして2時間ただただ聞き続けて終わりました。
それから2週間ぐらい経ったある日、 電話があり、その内容は思いもよらないものでした。
電話で話をしたその夜から薬を一切飲まずに済んでいるということ。
周りの人に雰囲気がわかったと言われたこと。
この2週間これまでが嘘のようにとても楽だということ。
それを聞いた時、涙が溢れてきました。
苦しんできた10年に一つの変化が生まれたことは僕にとっても大きな衝撃でした。
これで全てが解決したわけではありませんが、この変化はその方にも僕にも変われるという確信と勇気を生みました。
今では、僕も多くを学び、多くを経験してきましたので、あの頃以上の関わりができますが、
人は時として、ただ話を聞いてもらうだけでも人生が大きく変わることがあります。
何か答えが欲しいわけじゃない、ただ自分の思いを知って欲しい、わかって欲しい、共感して欲しい。
そんな気持ちが満たされるだけでも人は前に進むことが出来ます。
立ち止まっていても、うずくまっていても、後ろ向きでも、
人は誰もが前に進む力を持っていると僕は信じています。