一週間ほど前のことになりますが、葛飾・柴又の題経寺で
「第1回寅さんサミット」が開催されましたので、出掛けて
きました。

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渥美清さんが亡くなって、男はつらいよが48作で打止めと
なってから、早20年以上が経つわけですが、これまでこう
したイベントが開催されてこなかったのが不思議なくらい、
とは山田洋次監督の挨拶にありました。本当に不思議なこと
です。

しかし、もっと不思議なことは、20年以上前に公開が終了
した映画を偲んで、いまだにこうした熱心なファンの方々が
集まるということも言えると思います。

山田監督は、かれこれ50年近く前の第1作の撮影のことを
昨日のことのように憶えていらっしゃるそうで、挨拶されて
いるすぐ左前の廊下を指差して、そこで寅さん(渥美さん)が
火消しの的を舞ったことを思い出すと仰っていました。

その後、題経寺のなかでサミットが開催され、私は幸運にも
なかに入って同席することができました。

また午後に予定されていた第1作の上映会でしたが、大勢の
方が朝から順番待ちをしたため、予定よりも早く整理券を
配布して定員がいっぱいになってしまい、開場予定よりも
少し早めに行きましたら「もう整理券を配り終えて満員
御礼です」と言われて驚いてしまいました。

参加して感じるのは、こうしたイベントを開催するのは
本当に大勢の方の労力と協力があってのことで実現するもの
であり、せっかくの機会ですから出来ることなら今後も
継続していっていただきたいということです。

今回参加が叶わなかった撮影地の地方の方々にも、ぜひ
この大盛況ぶりに目を向けて、次回以降にご参加いただけ
ることを期待したいですね。

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感謝!