自己啓発書の古典、ザ・マスター・キーの第10クールを終了
しました。


ザ・マスター・キー [ チャールズ・F.ハアネル ]

この書籍は、ナポレオン・ヒルなどの所謂成功哲学の基礎となっ
たいわば教科書であり、ビル・ゲイツの起業のきっかけを作った
ことでも知られています。その原書を10回読み終えました。

この書籍は、24回のセミナー・セッションが一冊に綴じられて
おり、一回を一週間かけて読みますから、一冊読み終えるのに半年
かかります。

それを10回やりましたので、6年間読み続けた計算となりました。

この6年を振り返りますと、いわゆる引き寄せの法則を試してみよ
うと試行錯誤を始めたり、ビジネスモデルの変革に着手したり、
世界一周旅行をしたり、複数の仕事を同時並行でこなしたり、と
6年前とは違う人生となっていることに気づきます。

まさに頂上を目指して登っているときは、苦しかったり大変だった
りトラブルに見舞われたりするものですが、頂上に到達して振り
返ればそれまで成し遂げてきたものを確認することができるわけ
ですね。

この本を10回読んで感じることは、例えば徳川家康の有名な
人生訓

「人の一生は
重荷を負うて、遠き道を行くがごとし
急ぐべからず
不自由を、常と思えば不足なし
心に望みおこらば、困窮したる時を思い出すべし
堪忍は、無事のいしずえ
怒りは、敵と思え
勝つことばかりを知って、負くることを知らざれば、
害、其の身に到る
己を責めて、人を責めるな
及ばざるは、過ぎたるに優れり」

と聞いたとき、ふつうの人は「へぇ~」と思って終わりにしがち
ですが、引き寄せの法則はそれを実感する手段だと言えるのでは
ないかと思うようになりました。

天下を取るとか、成功するとか、人の上に立つようなイメージが
ありますが、実際には自己との闘いの割合の方が多いのではない
でしょうか。あるいは、その上での集中力を持続する技法と言い
換えることができるかもしれません。

その、およそ想像の世界でしかないことを体感として実感し、
自分自身に適用して行動することができることに、特別感をもつ
ことが成長というものだと思います。

もちろん、精進は続きます。

感謝!