私は、基本的にブログの文章を再掲することはないのですが、
今回は例外です。

かたつむりオジサンこと石川元則先生が、福岡から来神され
まして、中華街でご一緒させていただきました。

石川先生は、格安旅行が得意の旅行代理店、ティーアイ
プロジェクト社長の石川哲也氏とご一緒にいらしていて、
「弟分だ」と紹介してくださいました。

私は所用があって少し遅れて行ったのですが、その時には
オーダーメイドフライパンの内田社長と3人ですでに
3軒目(!)だったそうです。

テーブルにつくと「お前はここに座れ」と言われたので「はい」
と。すると「これはお前の分だから」と紹興酒が目の前に置か
れ、そのまま大笑いの3時間に突入しました。

石川先生という人は、まったく楽しいのひとことのような方
なのですが、親子ほどの年が離れた私のような者にも、フラ
ンクに敬意を払ってくださる優しくスケールの大きい素晴ら
しい方です。私はこういう方とご縁をいただけることに本当に
感謝しています。

結局その店には閉店までいて、その後もう一軒飲みにいこう!
ということになったのですが、中華街の店は閉店が早いので
気の利いた店が見つからず、あちこちを覗きながら中華街を
練り歩いたのでした。

そんななか、ちょっと立ち寄ったのが横浜大世界で、花文字を
書いてくれる王さん。石川先生は4人いるからと「石川の石」
「哲也の哲」「信也の信」「真の真」の4文字を書いてくれる
ように依頼。前に頼んでいたカップルの文字を眺めて一緒に
盛り上がるくらい大騒ぎです(笑)。

katatsumuri01.jpg
▲「石哲信真」を頼む石川先生。まったく楽しそうです(笑)。

この花文字を書いてくれる王さんは、技術レベルが非常に
高く、それぞれの文字のバランスをとり、修正をしながら
どんどん書いていく腕の持ち主で、みるみるうちに見事な
花文字を書いてくれます。

私が「真の字は、金儲けができるように鯉を書いてよ」という
と、王さんは真の字を鯉で仕上げてくれました。鯉には富裕と
いう意味があるのだそうです(笑)。

完成した花文字をしっかりと額に入れてくれて御代は3500円也。

王さんは商売がとても上手なので、非常に勉強になって一同
関心しきり。こんなことでも盛り上がりました(笑)。

その後もホテルに向かって歩きながら、道端で携帯電話に絵を
彫る丁さんに会い、石川先生は「オレはしょっちゅう携帯を
落とすから、こうすれば落としても返ってくるだろ?」と、
ここでもさっそくご自身の携帯にかたつむりを彫ってもらって
いました。

丁さんの作品を見ていると、細かい作業にもかかわらず細かい
ディーテイルは大雑把で、反対に全体のバランスや印象は
かっちり整っていて、完成したものを離れて見ると見事の一言。
こういう仕事の仕方はイタリア人の彫刻家と共通していて、
素晴らしいセンスです。

ホテルに戻って飲みなおし、最終電車まで大いに盛り上がった、
横浜の中華街に嵐がやってきた夜でした。

公式サイト

感謝!