さて、久しぶりに峠越えのドライヴを楽しんだのですが、もち
ろんクルマはマニュアル・ミッション車でした。MTね。
第一種普通自動車運転免許に、AT車限定という簡易版ができ
て20年が経過したら、今ではAT車限定免許を取る人の割合
の方が多いのだそうです。
オートマティック・トランスミッション(AT)というのは、一度
走り始めてしまえば長い時間定速走行を行なう場所で生まれる
ニーズでして、すなわち広い国土の自動車先進国、アメリカの
文化ですね。
対して、狭い国土で都市が入り組み、ストップ・アンド・ゴーの
走行パターンである場所では、よりスピード・コントロールの
制御がしやすいマニュアル・トランスミッション(MT)が好まれ
ます。すなわち狭い国土の自動車先進国、ヨーロッパの文化で
すね。
もちろんこれはウソでも冗談でもなく、皆さんにお話しすると
驚かれるのでこちらが驚くのですが、今でもヨーロッパを走る
乗用車の8割近くはMT車です。若くて免許取り立ての女の子
でもMT車に乗るのが当たり前です。当たり前。
さてここまで来て、クルマが走る環境からみると、日本は果た
してどうなのか?という話になる訳ですが、日本はアメリカと
比較にならないほど国土が狭く、さらにその7割が森林という
土地柄ですから、AT車向きかMT車向きかを問われれば、考
えるまでもありません。
だからAT車は危険だということが言いたいのではありません。
だからよりコントロールできるクルマを選びましょう、という
ことが言いたいのです。
前回、前々回で取り上げたドイツ車も、ヨーロッパでならMT
車として販売される方が多いのに、日本市場ではAT車でない
と売れないのでAT車の設定しか選べません。
燃費にうるさい消費者が、楽に運転できるAT車を選ぶという
理由で、低トルクエンジンに多段ギアを組み合わせた、運転
しにくいクルマが高級外車として売られて、喜ばれているのが
現実ですが、お買い物として楽しいクルマが安全なクルマとは
必ずしも一致しないということを、どれだけの方が認識してい
るか。とくに自動車運転の安全は、自分がいくら気をつけても
もらい事故という不幸が有り得る分野です。
自分や家族や友人などの大切な人を乗せて楽しく移動するのなら、
安全あっての楽しさということを、いちいち言わなくても分かる
から言われないのが大人の世界ではないでしょうか。
人は、客の立場に立つと神様と持て囃されて天狗に成りがち
ですけれども、購買選択の基準は天狗が選ぶのではなく、
人間が選ぶことから離れられません。
事故発生率の高さを楽な運転と引き換えに手に入れているとする
ならば、運転免許のシステムをAT限定制度ではなく、MT限定
制度にして、MT限定免許は安く、通常免許証取得に2~3倍の
費用を設定するのも効果的な方法と提案してみます。
感謝!
ろんクルマはマニュアル・ミッション車でした。MTね。
第一種普通自動車運転免許に、AT車限定という簡易版ができ
て20年が経過したら、今ではAT車限定免許を取る人の割合
の方が多いのだそうです。
オートマティック・トランスミッション(AT)というのは、一度
走り始めてしまえば長い時間定速走行を行なう場所で生まれる
ニーズでして、すなわち広い国土の自動車先進国、アメリカの
文化ですね。
対して、狭い国土で都市が入り組み、ストップ・アンド・ゴーの
走行パターンである場所では、よりスピード・コントロールの
制御がしやすいマニュアル・トランスミッション(MT)が好まれ
ます。すなわち狭い国土の自動車先進国、ヨーロッパの文化で
すね。
もちろんこれはウソでも冗談でもなく、皆さんにお話しすると
驚かれるのでこちらが驚くのですが、今でもヨーロッパを走る
乗用車の8割近くはMT車です。若くて免許取り立ての女の子
でもMT車に乗るのが当たり前です。当たり前。
さてここまで来て、クルマが走る環境からみると、日本は果た
してどうなのか?という話になる訳ですが、日本はアメリカと
比較にならないほど国土が狭く、さらにその7割が森林という
土地柄ですから、AT車向きかMT車向きかを問われれば、考
えるまでもありません。
だからAT車は危険だということが言いたいのではありません。
だからよりコントロールできるクルマを選びましょう、という
ことが言いたいのです。
前回、前々回で取り上げたドイツ車も、ヨーロッパでならMT
車として販売される方が多いのに、日本市場ではAT車でない
と売れないのでAT車の設定しか選べません。
燃費にうるさい消費者が、楽に運転できるAT車を選ぶという
理由で、低トルクエンジンに多段ギアを組み合わせた、運転
しにくいクルマが高級外車として売られて、喜ばれているのが
現実ですが、お買い物として楽しいクルマが安全なクルマとは
必ずしも一致しないということを、どれだけの方が認識してい
るか。とくに自動車運転の安全は、自分がいくら気をつけても
もらい事故という不幸が有り得る分野です。
自分や家族や友人などの大切な人を乗せて楽しく移動するのなら、
安全あっての楽しさということを、いちいち言わなくても分かる
から言われないのが大人の世界ではないでしょうか。
人は、客の立場に立つと神様と持て囃されて天狗に成りがち
ですけれども、購買選択の基準は天狗が選ぶのではなく、
人間が選ぶことから離れられません。
事故発生率の高さを楽な運転と引き換えに手に入れているとする
ならば、運転免許のシステムをAT限定制度ではなく、MT限定
制度にして、MT限定免許は安く、通常免許証取得に2~3倍の
費用を設定するのも効果的な方法と提案してみます。
感謝!