昨今は、出張続きで毎週のように飛行機に乗ったり、新幹線に
乗ったりしておりますが、21世紀の現代では、従来の汽車旅
のような風情はさっぱりございませんので、遠出はしていても、
それとはまったく別に旅に出たくなったりするものでございます。

そんなことを、ふと思っていたりしたときに、先日の日経新聞
週末版で、駅弁特集が行なわれていたりするから始末が悪い。

もっぱら旅のほうに興味を持って記事を読むと、リストアップ
されているなかでもいくつかは東京駅でも販売されていると
あるではありませんか! 世の中は知らないあいだに進化して
いるものです。

それなら、ということで、久しぶりに東京駅へ出掛けた折りに
とばかりに購入したのが、明石の「たこ飯」で、こちらは新作の
「ひっぱりだこ飯」です。

ひっぱりだこ飯01.jpg

パッケージを開けるとこんな感じ。

ひっぱりだこ飯02.jpg

明石といえば、たこ飯で決まり、というのは、宮脇俊三さんの
頃からの決まり文句だったのですが、その後明石を通ることは
あっても駅弁を買うような雰囲気ではないので、結局今の今まで
ご縁がありませんでした。

それが、時代を経て東京駅で再開することになるとは、思いも
よりませんでしたが、待っただけの甲斐はあったと思います。

「明石名物 ひっぱりだこ飯 名産:明石だこ使用
 この度は、淡路屋の、『ひっぱりだこ飯』をおもとめ頂き、まことに
有り難うございました。
 このお弁当は、平成10年、神戸明石と淡路島を結ぶ明石海峡大橋
開通を記念して、当地明石の味を、お手軽に、美味しく召し上がって
頂きたいという気持ちで、創業百年余の当店が、山陽新幹線・
西明石駅の駅弁として、作らせて頂いたものです。
 容器は、実際に蛸漁で使われる蛸壷を模して、独自に焼き上げた
ものです。明石の、お土産として、是非、お持ち帰り下さい。
 お弁当の中身は、明石海峡近海でとれた希少な『明石だこ』と
呼ばれる真だこのうま煮や、穴子のしぐれ煮、「蛸天」(練りもの)など
を添えた炊き込みご飯です。
 この、名物明石だこは、明石海峡の速い潮流にもまれて育ったため、
足が短く、身が引き締まって、ことのほか美味であると全国の皆様から
称賛されています。
 当地、明石の風情を、ゆっくりと、ご賞味下さいませ。」

あなたも是非。

感謝!