青森県と秋田県の、県境にあるといいますか、山脈の頂上にある
といった方がイメージが近いのが十和田湖です。

十和田湖.jpg

青森や秋田は、本州のというよりも東北地方の北端という印象が
あって、北海道なら飛行機で飛んで1時間半という感覚なのです
けれども、北海道よりも近い青森は半日掛りという感覚があって、
いつか来たいと思いながら、今まで来られませんでした。ついに
念願成就です。

十和田湖は、不凍湖として有名ですが、実際に訪れてみると、
こんなに標高が高いところで、真冬には体感で氷点下30度を
超える風が吹くだろうと容易に想像できるような場所なのですが、
なぜ凍らないのか疑問は増すばかりでした。

ちょうど湖畔に案内版があったので、引用してみましょう。

「十和田湖は冬の寒さが厳しく、最低気温がー20℃近くまで
下がることも珍しくない。そのため、湖面が厚い氷で覆われると
思われがちだが、全面的凍ることはない。
十和田湖は、最も深いところで水深327mもあり、湖水全体が
十分に冷える前に、春を迎えてしまうことが凍らない原因と
考えられる。」とありました。

なるほど、体積が大きいので全ての水が凍るのに時間が掛かっ
ている間に、季節が先に春になってしまうのですね。

今ごろは、紅葉が見頃でしょうね。

感謝!