今日は私の事務所ネタです。

私の事務所の行政書士部門は、積極的なIT化を進めていま
してかなりの具合が自動化されているのですが、最近依頼を
受けた案件は、資格業の仕事としては最高級の難易度のもの
で、現在のシステムのキャパシティを越えています。

行政書士業界のなかで、難しい手続仕事のひとつとして医療
法人の認可手続がありますが、それを遥かに上回るボリュー
ムです。

医療法人の認可手続がどのくらい難しいかというと、私が
初めて医療法人の認可手続を行った7、8年前の当時は、
徹夜をして作業をしたような種類のものです。その後、
4年ほど前にシステムを導入して、お陰さまで現在は
ゆっくりお茶を飲みながら作業できる環境になりました。

といっても、この当時のシステム導入も当時のキャパを完全
に越えてしまっていて、2~3週間か1ヶ月くらいの間、解
決方法模索を経ての導入でした。

しかし今回のご依頼は、この当時のボリュームを2~3倍程
上回るもので、これまでもごく基礎的なシステムは用意して
あったのですが、詳細に検討すると実際にはまったく役に立
たないことが判明しました。

もう依頼は受けてしまっているし、一旦仕事を引き受けた以
上は良い仕事をしたいし、かといって時間が無尽蔵に許され
ているわけではなく、反って従来よりも早いスピードで処理
できなければ、他のコンサルティング業務にも支障が起こっ
てしまうしで、八方塞の四面楚歌のような状況で悶々として
いました。

なんとか状況を打開したいと考えて、プロセスエンジニアリ
ングの手法を用いてプロジェクト全体のボトルネックを探し
出し、プロセス上の要点とシステム上のボトルネックとが交
差するポイントを開放してやることで、ブレイクスルーを導
き出すことができました。

この間、3日3晩考え続けましたけれども、問題解決の視点
でいえば、3日考え続けると解決方法が熟成されることにも
気づきました。ぜひ何かでお困りの際にはお試しください。

さて本論に戻って、なぜここまでシステム化に拘るかと申し
ますと、オーダーメイドの作業に没頭して長時間過ごしてい
ると、プロジェクトの目的や全体を鳥瞰する姿勢を見失って
しまうことが問題です。

こうなってしまうと、日常の業務から人の生活までが過大な
影響を受けて、毎日特別なプロジェクトを行っているかのよ
うな錯覚を起こして、日常のルーティーンがおろそかになっ
てしまいます。それを防ぐことが最大の目的なのです。

どんな特別なプロジェクトであっても、プロジェクトが終了
した後は、その成果を日常に取り入れて進歩する。そういう
視座と意識を持つことによって、有形/無形の資産を任意に
使えるようになります。

※この記事は、メルマガ記事の加筆・修正版であり、ビジ
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