東京から一番近いSLとしてお馴染みだった秩父鉄道のC58が
脱線したと、とある方から教えていただきました。

C58363.jpg

鉄道会社はプレスリリースを出していますが、ネット上にアップ
されている写真や情報をみると、なかなか状況は大変なのでは
ないかと拝察します。

秩父のC58 363といえば、もちろんC58形蒸機のなかで
唯一の動態保存機であると同時に、今春に全般検査を経て、さあ
これから10年強は元気よく働いてもらおう!という矢先の出来
事ですから、その衝撃は如何ばかりかと思わずにはいられません。

ポイントは台枠と動輪・先従輪でしょう。とくに台枠は簡単に
交換できるものではありません。

少し気になって、この春の全検の記事を捲り返してみましたが、
この363号機は昭和19年製のため、台枠等の鋼鉄は良いものが
使われていて、復元時にも溶接補修は不要だったそうです。

すると、状態如何だろうと思いますが、修正で直せるのか、または
他機から転用するのか、はたまた新製するのか、ボイラーが
検査を経たばかりだからこそ、なんとか修繕をしてもらいたいと
思います。

先の方に伺ったお話では、鉄道車両というのは保険に加入して
いるものなのだそうで、現代での蒸気機関車はどうなのだろう
と思いますが、人智を結集して無事に復活することを願うことに
します。

感謝!