横浜発
万縁の会が終わり中華街のホテルへチェックイン、そこへ内田信也さんが訪ねて来る。内田さんは手づくり「あじね(味音)フライパン」の製造と販売をして いる。兼ねて打ち合わせていて、久し振りに会おうとなっていた。内田さんとは、毎年8月28日に開催する「矢頭宣男さん(やずや創業者)に学ぶ会」へ最初 奥さんのえいこさんが出席、翌年は、赤峰美則さん(福岡コミュニケーションセンター・経営)に紹介されたのが内田信也さんだった。その学ぶ会の翌日だった か栢野克巳さん(九州ベンチャー大学・主宰)と一緒に事務所に来た。
昨年は、友人の猪股真さん(行政書士、厚木異業種交流会・主宰)と二人で出席してくれた。
中華街をはしごする。8年振りの横浜である。行列の出来ている店があっちこっちにある。私たちは行列の店を覗いては、入らない。ゆっくり話せる店を選 ぶ。前に来た時よりお客が増えているように思える。最初の店は、削り麺の店だった。大きな鍋に肩にのせた塊を刀で削り削り放り込む。それが麺となって出て くる。刀削麺だ。それが想像を越えた歯ごたえとスープとの相性だ。汁麺2種類と焼き麺とを頼み、老酒で乾杯する。美味い。
次の店は、豚肉専門の店だった。腹いっぱいになりつつあるが、内田さんがネットで探したこだわりの店だ。写真を見てラフテーに煮たものとミミガーとを頼 み、ここでも老酒だ。今夜は老酒をとことん楽しむことに決めていた。三番目の店は000専門だった。横浜はこうした専門の店が競っている。ここへ猪俣さん が合流した。ここで四人が自己紹介して、乾杯だ。
四人になると賑やかになるし、二人二人でも話せる。
話しが盛り上がると愉快な気持ちになる。横浜の二人は三十代、石川哲也さんが四〇代、私が六〇代、話しが合ったり合わなかったり・・・、それでいいのだ。時間の共有と共にお互いの気持ちが合うのだから。
途中、あるビルに入った。面白いもので飲食とお土産品との雑居というか、大阪は道頓堀極楽商店街に似たような、いろいろ芝居などもあるようだ。その中で 面白いものを見つけ、しばし眺めていたが、そうだと思いついて、表紙にある文字を描いてもらうことにした。「石哲信真」である。そう、読者なら(そうか) と頷いていることでしょうね。
本日2月16日、4名だけの四人しか知らない、思い出となるだろう。
龍鳳文字(花文字)と呼んでいた。作家の王さんは一つひとつのデザインを描きながら、「これ孔雀ですね、愛です」「太陽は健康の印です」「魚です。お金 持ちになりますね」などと説明する。10分ほどで描き終え、それを額に入れてくれた。うん、素晴らしい。いいものが出来た。ありがとう、と別れた。台湾で もそうだったし、シンガポールでも知り合ったが・・・、中国人の逞しさを感じる。この模様は、猪股さんの楽天ブログの「猪股真のYESでいこう!」に詳し く写真入で書いている。どうぞ、ご覧下さい。アドレスhttp://plaza.rakuten.co.jp/gyosyo/diary /200802160000/2月16日付です。
ところが・・・、ですよ。中華街は閉店が早いのです。10時にはオーダーストップのようです。どこか飲める店を探したのですが、見つからず。仕方ないホ テルで飲もうと戻ってくる。と、ホテルの飲食店も閉店・・・、それなら部屋だといって、自動販売機でビールにウィスキーの水割りに柿の種などを買い込ん で、哲也の部屋へ乱入。ここでもまた盛り上がる。
「あっ、最終が間に合わない」との誰かの声で、我に返る。
ロビーまで見送る。
翌日曜日、電車に飛び乗った。
厚木へと向かう。えいこさんの元気な姿も見たいし、せっかく来たんだ。現場が見たい、と昨夜思いついた。本当はどこかラーメン会館か船でも見に行こう、と考えていたのですがね。内田さんに駅まで迎えに来て貰う。
私は目頭が熱くなった。
思い出した。私が21で独立した時のことを・・・、自宅3LDKの一室を事務所にした。と言っても電話を引いて、食卓テーブルを机代わりにしたのだったが、ちょうどあのように内田夫婦は自宅のアパートをそうしていた。職住最接近だ。最初は、これがいい。
子供たち三人が出てきて、挨拶してくれた。代わる代わるに出てきた。小学生だという。頭を撫でる。これでは(内田お父さん頑張らないとナア)、と内心で 成功を願うばかり。そうだ、昨日描いてもらった、あの縁起のいいの龍鳳文字の額をこの壁に掛けて貰おう、と考え付いた。これ、ここに掛けてよ、と額を置い て帰る。
厚木市へは初めて来たが、のどかな風景は東京に近いとは思えないほど、陽光うららかだった。ちょうど空港へは直行バスが出ていた。それでは、と手を握り合って、別れた。しばらく経って内田さんから宅急便が届いた。
なんと、あの額入りの文字をカラーコピーし、布で表装して送って来たのだ。
なんともいえない幸せな気分になった。女房は「これって何?」という。四人だけの秘密なり。内田さん、この心配りが嬉しいじゃぁ、ないか。ありがとう!39、
感謝!
万縁の会が終わり中華街のホテルへチェックイン、そこへ内田信也さんが訪ねて来る。内田さんは手づくり「あじね(味音)フライパン」の製造と販売をして いる。兼ねて打ち合わせていて、久し振りに会おうとなっていた。内田さんとは、毎年8月28日に開催する「矢頭宣男さん(やずや創業者)に学ぶ会」へ最初 奥さんのえいこさんが出席、翌年は、赤峰美則さん(福岡コミュニケーションセンター・経営)に紹介されたのが内田信也さんだった。その学ぶ会の翌日だった か栢野克巳さん(九州ベンチャー大学・主宰)と一緒に事務所に来た。
昨年は、友人の猪股真さん(行政書士、厚木異業種交流会・主宰)と二人で出席してくれた。
中華街をはしごする。8年振りの横浜である。行列の出来ている店があっちこっちにある。私たちは行列の店を覗いては、入らない。ゆっくり話せる店を選 ぶ。前に来た時よりお客が増えているように思える。最初の店は、削り麺の店だった。大きな鍋に肩にのせた塊を刀で削り削り放り込む。それが麺となって出て くる。刀削麺だ。それが想像を越えた歯ごたえとスープとの相性だ。汁麺2種類と焼き麺とを頼み、老酒で乾杯する。美味い。
次の店は、豚肉専門の店だった。腹いっぱいになりつつあるが、内田さんがネットで探したこだわりの店だ。写真を見てラフテーに煮たものとミミガーとを頼 み、ここでも老酒だ。今夜は老酒をとことん楽しむことに決めていた。三番目の店は000専門だった。横浜はこうした専門の店が競っている。ここへ猪俣さん が合流した。ここで四人が自己紹介して、乾杯だ。
四人になると賑やかになるし、二人二人でも話せる。
話しが盛り上がると愉快な気持ちになる。横浜の二人は三十代、石川哲也さんが四〇代、私が六〇代、話しが合ったり合わなかったり・・・、それでいいのだ。時間の共有と共にお互いの気持ちが合うのだから。
途中、あるビルに入った。面白いもので飲食とお土産品との雑居というか、大阪は道頓堀極楽商店街に似たような、いろいろ芝居などもあるようだ。その中で 面白いものを見つけ、しばし眺めていたが、そうだと思いついて、表紙にある文字を描いてもらうことにした。「石哲信真」である。そう、読者なら(そうか) と頷いていることでしょうね。
本日2月16日、4名だけの四人しか知らない、思い出となるだろう。
龍鳳文字(花文字)と呼んでいた。作家の王さんは一つひとつのデザインを描きながら、「これ孔雀ですね、愛です」「太陽は健康の印です」「魚です。お金 持ちになりますね」などと説明する。10分ほどで描き終え、それを額に入れてくれた。うん、素晴らしい。いいものが出来た。ありがとう、と別れた。台湾で もそうだったし、シンガポールでも知り合ったが・・・、中国人の逞しさを感じる。この模様は、猪股さんの楽天ブログの「猪股真のYESでいこう!」に詳し く写真入で書いている。どうぞ、ご覧下さい。アドレスhttp://plaza.rakuten.co.jp/gyosyo/diary /200802160000/2月16日付です。
ところが・・・、ですよ。中華街は閉店が早いのです。10時にはオーダーストップのようです。どこか飲める店を探したのですが、見つからず。仕方ないホ テルで飲もうと戻ってくる。と、ホテルの飲食店も閉店・・・、それなら部屋だといって、自動販売機でビールにウィスキーの水割りに柿の種などを買い込ん で、哲也の部屋へ乱入。ここでもまた盛り上がる。
「あっ、最終が間に合わない」との誰かの声で、我に返る。
ロビーまで見送る。
翌日曜日、電車に飛び乗った。
厚木へと向かう。えいこさんの元気な姿も見たいし、せっかく来たんだ。現場が見たい、と昨夜思いついた。本当はどこかラーメン会館か船でも見に行こう、と考えていたのですがね。内田さんに駅まで迎えに来て貰う。
私は目頭が熱くなった。
思い出した。私が21で独立した時のことを・・・、自宅3LDKの一室を事務所にした。と言っても電話を引いて、食卓テーブルを机代わりにしたのだったが、ちょうどあのように内田夫婦は自宅のアパートをそうしていた。職住最接近だ。最初は、これがいい。
子供たち三人が出てきて、挨拶してくれた。代わる代わるに出てきた。小学生だという。頭を撫でる。これでは(内田お父さん頑張らないとナア)、と内心で 成功を願うばかり。そうだ、昨日描いてもらった、あの縁起のいいの龍鳳文字の額をこの壁に掛けて貰おう、と考え付いた。これ、ここに掛けてよ、と額を置い て帰る。
厚木市へは初めて来たが、のどかな風景は東京に近いとは思えないほど、陽光うららかだった。ちょうど空港へは直行バスが出ていた。それでは、と手を握り合って、別れた。しばらく経って内田さんから宅急便が届いた。
なんと、あの額入りの文字をカラーコピーし、布で表装して送って来たのだ。
なんともいえない幸せな気分になった。女房は「これって何?」という。四人だけの秘密なり。内田さん、この心配りが嬉しいじゃぁ、ないか。ありがとう!39、
感謝!