昨日はランチアだと思ったら、本日は私のオフィス前にあるパー
キングに458イタリアが入ってきました。

事務所にいると、時折マラネッロのエキゾースト・ノートが聞こ
えるときがあるのですけれども、前の駐車場に実車が止まってい
るのは稀です。

オーナーの方が羨ましいなと思いながら、ボディを見分させても
らったのですが、やはり第一印象は「低い」。

よく見るイタリア車の広報写真というのは、非常に低い位置から
撮影されたものが多くて、ボディの大きさが強調され、車高の高
さも強調されて、なんだかイマイチだなあという印象をもってし
まうのですけれども、実際に目の前にある車両を見ると、視点の
高さが効果を発揮して、低く獰猛とすら形容できるまったく違う
印象に変わるのに驚きます。

また、リアアクスル直前の絞込みもシャープな印象を強調するの
に大きな影響を与えており、この辺りはピニンファリーナの面目
躍如といったところでしょう。

そんなことに感心していたら、フロントバンパー内にあるウィン
グレットのようなパーツがドライカーボンだったというのに、初
めて気づきました。

エクステリアデザインがグラマラスで、機械としての信頼性も向
上したとなれば、ザ・イタリアン・スーパーカーの地位は安泰の
ように見えます。こちらの辺りは流石モンテツェーモロ会長といっ
たところです。

ますます羨ましくなってきたところで、オーナー氏よりの個体よ
りも珍しいものを持っていることに気づき、今日はそちらをお披
露目させていただこうと思います。

ferrari458italia-prototipo.jpg
▲フェラーリ458イタリア・プロトタイプ

458を開発するときに作られたプロトタイプのモックアップです。

光線の加減で逆光になってしまっていますが、ピニン本社という
限られた場所での撮影なのでご容赦ください。

それでは、Buona fine del settimana!

感謝!