ご覧になられた方も多いことだろうと思いますが、以前テレビで
紹介されていた岐阜は中津川の高級和菓子「栗きんとん」。

栗きんとんといえば、正月のおせち料理に入っている栗の煮物を
連想するのが一般的ですけれども、こちらの栗きんとんは料理で
はなくて、お菓子です。

テレビで観たときに、地元の皆さまが大喜びして楽しく食べてい
る様子をみて、一度食べてみたいと思っていたのですが、思いも
よらず早くにその機会に触れることになりました。もったいぶっ
た表現で申し訳ないのですが、美味しいです(笑)

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食べたのは、栗きんとんが干し柿のなかに入っている福柿と呼ば
れるお菓子で、干し柿の濃い甘さと栗きんとんの上品で淡白な甘
さとが、口の中で一体となって美味しさが膨らみます。

お菓子ですからお菓子だと思って食べるのですが、いやこれ実は
高級レストランで食べる一品のような味わいで、甘いとか旨いと
かではなくて「美味しい」のです。

誰が最初に考えたのかと思いますが、干し柿といい、栗きんとん
といい、素材の風味を残しつつも美味しさを最大限に引き出すよ
うに人の手が加えられ、ちょうどよい按配で組み合わさっている。

職人芸というか芸術というか、こういうものを和の心として外国
の人達に伝えたいですね。

感謝!