北海道行きのANAの予約をしたら、実際のキャリアはAIR-DOこと
北海道国際航空でした。AIR-DOは初搭乗です。

AIR-DO

続いて驚いたのは、羽田ではボーディングブリッジでの搭乗ではな
くバスで飛行機まで向かったこと。羽田(といいますか日本)でボー
ディングブリッジを使わないなんて珍しいと思ったのですが、そう
いえば随分前に福岡に行ったときのスカイマークでもそんなことが
あったように記憶しています。

ボーディングブリッジを使うのって高いんですよね。もちろん航空
会社が空港に使用料を払っています。

朝早かったので、機内でサービスされるドリンクにコーヒーを頼ん
だらこれがさらに驚きで、本当の本当に美味しい極上コーヒーです!

素人判断で分解しますと、100%アラビカのニュークロップで
ブラジルとかエチオピアのような酸味が強い豆をオイルがでるまで
ジャーマンかライトフレンチに焼き、焙煎後2or3日の最高のタイ
ミングに85℃前後のお湯でドリップしています。

ドリップも素晴らしく、必要十分なだけ蒸らした後に、早すぎず太
すぎず長すぎず(分かります?)落とされていて完璧です。

味の好みは色々ありますので一番とか言いたくありませんが、美味
しいコーヒーを淹れるための努力に最善を尽くしているという意味
で「今までで最高のコーヒー」です。illyより美味しいです。
断言します。

AIR-DOが採用しているのは、札幌にあるサッポロ珈琲館 とい
う会社のオリジナルブレンドだそうで、同じものは機内でも販売されて
ました。

コーヒーの美味しさは、豆6+抽出4くらいの割合で決まると思っ
ているのですが、大切なのは割合の数字とか何処何処の豆とかでは
なくて、美味しい味を作るために人事を尽くしているかどうかが基
本です。

その基本をサッポロ珈琲館もAIR-DOもしっかり守っていると
ころが素晴らしく、通りすがりでなく情熱を持って「コーヒーが好
き」という方なら、このコーヒーを飲むために北海道行きの飛行機
に乗るだけの価値があります。

美しいCAの方に聞いたところでは、毎日フレッシュな豆が届けら
れるのだそうですが、航空機内で淹れるという完璧に標準化された
抽出技術こそが美味しいコーヒーを作っている「現場」でしょう。

毎日この品質のコーヒーが提供されているとするなら、まさに雲の
上の出来事です。

感謝!