相続の総合問題相談の専門家で、いつもお世話になっている新都
心相続サポートセンターの中山広仁社長が、処女作を出版なされ
今日発売です。


心に響く遺言書

この書籍が生まれた背景には、長い年月に亘る数々の相続物語が
あります。以下、中山さんからのメッセージです。

私は、20年以上遺言書作成の実務に携わってきましたが、数々の
相続現場で、遺言書通りにはいかない現実に直面させられました。

遺言書がない場合はもちろん、たとえ公正証書遺言が残っていて
も、遺産分割の際に揉めたり、ともすれば醜い相続争いに発展す
るケースを数多く経験したのです。

そんな矛盾に思い悩んでいるときに、この本で紹介する“感動の
遺言書”と呼ぶにふさわしい遺言書に出合いました。その日を境
に、私の遺言書対する考え方は180度変わり、遺言書の本質と、
その本質を活かした真の遺言書の素晴らしさに気付き始めました。

その結果実務上進めてきたのが、遺言者が家族へ向けた想いを込
めた言葉を、単なる財産分配の書と捉えられてきた遺言書に書き
加えることでした。その結果相続争いが防げるケースが増えたの
です。

そして、この考えを普及させるために小冊子を作成し配布をして
いました。その小冊子を見た友人から「これはとても良い!いま
まで読んだ類似本には書いていないことがたくさん詰まっている。
世間の人たちはここに書いてあることを実は知りたがっているの
だろう。是非とも、知人の出版社社長を紹介するので、もう少し
肉付けして本にしてみては!?」とアドバイスいただき、内容を
再構成し、分量も増量して本になりました。

本書は、これまでの遺言書作成レクチャー本とは一線を画した内
容となっています。

遺言書というと、年配の方が「財産分配のために記した書」と捉
えがちですが、ここに大きな誤りがあります。本来の遺言書は、
単なる「財産分配」のための書ではなく、心が通った相続人への
心を繋ぐ書であるはずです。このことに気付き「財産分配」の書
に、真心のこもった言葉をしたため調和のとれた書となった時、
遺言書はその効力を存分に発揮します。
 
その効力の中心が「相続争い」の防止です。本作品は、まず、遺
言書の本質に迫り、遺言者の人生においての遺言書の重要性と必
要性に迫り、その後、この本質をどのように応用すれば相続争い
防止に効力を発揮するのか。そして、この本質に気付いた時、遺
言書を相続争いだけに限らない「家族に対するこの上ない贈り物」
にできることを主要テーマに書きました。

また、遺言書は、年配の人に限らず又は資産家に限らず、大人で
あればどの年代の方でも重要で必要なものであることを、多くの
例を挙げて分かりやすく解説しています。
 
そして、最終章においては、法的に有効で且つ家族に対しこの上
ない贈り物になる遺言書が誰にでも書けるように、順に作業を進
めていけば自然に遺言書が完成するようレクチャーしています。

これからのご時勢、遺言は、大人である以上、一度は考えてもら
いたいテーマです。ぜひ、ご一読ください。


心に響く遺言書

感謝!