稀音家千鶴師匠のコンサートが開かれるとお聞きしまして、出掛
けて参りました。師匠の演奏会は昨年6月以来ですので、約半年
ぶりです。

前回は小ホールでしたけれども、今回はSTB139というライ
ブハウスです。前回との音の違いが興味津々です。
今回も、カラーコンサルタントの鳥沢久美子先生がお声を掛けて
くださって席を確保済みでしたので、桟敷席の特等席から楽しま
せていただきました♪
今回は「和洋幻想」がテーマで、ヴァイオリニストの木野雅之さ
んを中心に、和洋さまざまな楽器による演奏が楽しめるという趣
向だったのですが、この木野さんという方がまるでニコロ・パガ
ニーニのような演奏をされる達人で驚きます。
また、チェロの伊堂時聡さんは全てのアンサンブルを下支えする
頼もしい演奏で魅了し、他の出演者の方は夫々の楽器の持ち味を
最大限に引き出す演奏で風景を描いてみせてくれました。
尺八の川村葵山さんがソロで演奏された「木枯らし」では、息と
運指の完璧なコントロールで、渦巻きつつ吹きつける風を表現さ
れバックの壁には冬の情景が映し出されたようです。

我らが千鶴師匠は、勧進帳の安宅関をご披露。杵屋佐登繭師匠と
の息の合った激しい演奏は、まさに越中伏木の如意の渡しです。
ライブハウスという空間は、コンサートホールと違って中音がス
トレートに出てくるところですから、間の合った激しい演奏を聞
かせるには絶好の場所です。この選曲の妙に唸った方も多いので
はないでしょうか。
西洋の楽器と日本の楽器をライブハウスで共演させる、というユ
ニークな試みに付けられた「和洋幻想」というコンセプトですけ
れど、外に向かって空間中を響かせようとする西洋の楽器と「音
は演奏者の内側で鳴っている」という和楽器とのコントラストが、
バックの壁に映像を描き出すことになっていたのが、非常に興味
深い果実となって結実していました。
その意味で、今後も開催されるであろうSTB139での演奏会
は、和洋の楽器を理解する大変貴重な機会だと思います。
感謝!
けて参りました。師匠の演奏会は昨年6月以来ですので、約半年
ぶりです。

前回は小ホールでしたけれども、今回はSTB139というライ
ブハウスです。前回との音の違いが興味津々です。
今回も、カラーコンサルタントの鳥沢久美子先生がお声を掛けて
くださって席を確保済みでしたので、桟敷席の特等席から楽しま
せていただきました♪
今回は「和洋幻想」がテーマで、ヴァイオリニストの木野雅之さ
んを中心に、和洋さまざまな楽器による演奏が楽しめるという趣
向だったのですが、この木野さんという方がまるでニコロ・パガ
ニーニのような演奏をされる達人で驚きます。
また、チェロの伊堂時聡さんは全てのアンサンブルを下支えする
頼もしい演奏で魅了し、他の出演者の方は夫々の楽器の持ち味を
最大限に引き出す演奏で風景を描いてみせてくれました。
尺八の川村葵山さんがソロで演奏された「木枯らし」では、息と
運指の完璧なコントロールで、渦巻きつつ吹きつける風を表現さ
れバックの壁には冬の情景が映し出されたようです。

我らが千鶴師匠は、勧進帳の安宅関をご披露。杵屋佐登繭師匠と
の息の合った激しい演奏は、まさに越中伏木の如意の渡しです。
ライブハウスという空間は、コンサートホールと違って中音がス
トレートに出てくるところですから、間の合った激しい演奏を聞
かせるには絶好の場所です。この選曲の妙に唸った方も多いので
はないでしょうか。
西洋の楽器と日本の楽器をライブハウスで共演させる、というユ
ニークな試みに付けられた「和洋幻想」というコンセプトですけ
れど、外に向かって空間中を響かせようとする西洋の楽器と「音
は演奏者の内側で鳴っている」という和楽器とのコントラストが、
バックの壁に映像を描き出すことになっていたのが、非常に興味
深い果実となって結実していました。
その意味で、今後も開催されるであろうSTB139での演奏会
は、和洋の楽器を理解する大変貴重な機会だと思います。
感謝!