スーパーの屋上に上がって、ふと見上げた空に季節の移ろいを感じました。
ついこの前まで照りつけるような夏の太陽に、入道雲がもくもくと広がっていたのに、今日は違います。
高く澄んだ青空に浮かぶ雲は、どこか柔らかく、薄い刷毛で描いたように広がっていて、まさに秋の景色でした。暑さの中に潜んでいた湿気も、少し和らいで、空気の呼吸が軽やかになった気がします。
買い物帰りのちょっとした時間に、ふとこうして空を見上げるだけで、季節の変化を感じられるのは贅沢だと思います。
足元に広がる日常と、頭上に広がる空。この落差が不思議と心を静めてくれるのです。
屋上に吹き抜ける風は夏ほど重くなく、少し冷たさを帯びて肌をなでていきます。
「秋」というのは、空気と雲が教えてくれるのだなあと、改めて実感しました。
忙しい日常の中でも、こうした小さな発見を胸にしまっておくと、季節を生きている実感が増す気がします。
今日はただの買い物だけれど、そしてきっと明日もまた同じ屋上に立つかもしれないけれど、そこにある空は二度と同じではない。そう思うと、また空を見上げたくなります。
