ムーミンパパが小川の橋を完成させた朝、小さなスニフは新しい抜け道を発見しました。その道は森の暗い場所につづいており、スニフは長いこと立ちどまってその道を覗いていました。
「これはムーミンに教えんといけんなあ。」と、スニフは思いました。「なんか一人じゃ危険ぽいけえなあ、ムーミンと一緒に探検しょ。」そうして、小枝を十字にして目印に置き、飛ぶように家に帰って行きました。
彼らの住む美しい谷は、たくさんの小さな生き物が幸せにくらし、青々と木々が茂っています。川が草原を流れ、青いムーミンハウスをぐるっとしてどこか知らない場所に流れていきます。みんな、この川が何処から来て何処へ行くのかはしりません。スニフは川や道は不思議なものだなと思います。それらを見ていると無性に、そのどこかしらない終着点を見てみたいという衝動にかられるからです。
スニフがムーミンハウスに着くと、ムーミンはブランコをかけるのに忙しそうにしていました。「ちょぉ、きいてぇやぁ。」スニフは言いました。「さっき俺だけしかしらん道みつけたんよ。なんかぼれやばそうな感じ。」
「やばいってどんなんなんよ」ムーミンが言いました。
「とにかくぼれやばいんじゃって」スニフは真剣な顔で答えました。
「そんなら、サンドイッチもっていかんといけんなあ。」とムーミン。「それとジュースと。」そして台所の窓まで行ってこういいました。「おかあさーん、今日おれら外で昼飯食うわあ。」
「あ、そうなん?ええよー。」ムーミンママはそういって、流し台の横のかごにパン、箱から一掴みの飴玉、違う箱からりんご2個、あと昨日の残りのソーセージ4つといつもコンロの上の棚に作っておいてあるジュースの瓶を入れました。
「完璧!」「そしたら、帰れるときに帰るけえ。」とムーミン。
「きぃつけえよ」とムーミンママが言いました。