一般に「既知の事実が説明できること」と「予測」は数学的には全く別の問題として捉えるべきであることが明らかになりつつあります。

分かりにくいので、競馬や野球で例えると

毎週金曜日は大概***が勝っている



というルールを発見しても

来週金曜日も***が勝つだろう



は言い切れない(常識)。

しかし、どうしてそうなのか。

もちろん、そのルールは有用でしょうが(ギャンブルでは)、普通、信じるには何か根拠が必要だと感じると思います。

未知(あるいは未来)に対して、どの程度の確率でそうなのか、それを理論的に評価するために

統計的学習理論



をVapnikらが提唱しました。(1998年)

ここには一切の妥協を許さない理論的根拠が確立され、今後様々な分野で役立つであろう根拠が書いてあるのですが、数式だらけで、残念ながら、その片鱗すら見えません。

その片鱗を今後示します。