暑さが少し和らぎ、
身体にかかる負担も軽減されてきている気がします。
皆さん、お変りはありませんか?(*^_^*)
さて、最近感じていることをお話したいと思います。
私は精神科の病棟で10年余り働いて、
その後、『訪問介護事業所 敬愛』を
立ち上げてから早いもので
2年と半年余りが経ちました。
訪問介護事業所を立ち上げた約1年後には
『敬愛クリニック』が始動し、当院の患者さま限定ですが、
訪問看護も稼働しています。
目まぐるしい日々を過ごしているので、
時間の流れがとにかく早い…(~_~;)
その中で、
地域包括支援センター
居宅介護支援事業所
保健所
市役所
老人ホーム
デイサービス
などなど、
様々なスタッフさんと接する機会が多々あります。
『訪問診療』といっても、
ただ先生と看護師がお宅を訪問し、
診察して処方箋をお渡しするだけではありません。
患者様の生活や家庭状況などを勘案し、
ケアマネージャーさんと相談、連携を図って
上記の社会資源をどのように活用するのか…?!
また、どのような流れでいけば活用できるのか…?!
そもそも、どうしたら医療やサービスに繋げられるのか…?!
など、人それぞれスタートとゴールは異なります。
ご家族からお問い合わせをいただいても
『本人が診療を拒否していて…』
『もう、私はどうしたらいいのか…』
と、いうことも。
ケアマネージャーさんからは
『ご本人に診察を受けるように説得したのですが…』
『当日になってご本人が拒否する可能性がありまして…』
『それでもなんとか医療に繋げたいのでお願できませんか?』
と、いうことも。
最近も精神科医師が患者に刺殺された事件が
ニュースで報道されていましたが、
家族に暴力をふるう統合失調症の患者さん宅へ
訪問する際にかなり緊迫した状況になる時も少なくありません。
正直、そういう現場に遭遇したときは腹をくくります。
そういう場合でも事前にケアマネージャーさんから
情報を提供してもらえていると、全然違います。
更に診察の当日に同行してもらい、
先生と患者様(ご家族も)の間を取り持っていただけると、
診察は円滑に進み、
結果として苦しんでいる患者様の症状の緩和や、
サービス導入につながりやすいです。
情報を共有して他の分野がそれぞれのアプローチをし、
相互作用のなかで医療、看護、介護などが活きるのだと
思います。
他分野の人と人とが、
手を取り合って
一人の人生に関わらせてもらう…。
多摩方面での写真(p_-)☆